問題点の洗い出しは「クリティカルシンキング」で
"いつもお世話になっております。
口コミサイト「ヘルモア」代表の松下です。
■問題点の洗い出しは「クリティカルシンキング」で
さて、今日のメールはweb広告のプロフェッショナルである
金谷先生よりお届けさせていただきます!
↓
こんにちは!
治療院応援プロジェクト「アツメキ」の金谷です。
間違った集客に時間を無駄にしないための
「生きてる情報」をお届けしております。
今日のテーマは
「問題点の洗い出しはクリティカルシンキングで」
です。
人って誰しも「思い込みや先入観」ってありますよね。
少し古い話ですが、あれは私が営業の仕事を
していた10年ほど前ことです。
当時、勤めていた会社で私の隣の席には
パートさんの女性が座っていました。
あの当時で50代くらいの女性で、20代の私を
非常に可愛がってくれたんです。
あるときその女性が休憩に行き、机に置きっぱなしに
していた、携帯電話が大音量でなりました。
「You gotta mail(ユーガットメール)
You gotta mail You gotta mail・・・」
その頃はスマートフォンなどなく、ガラケーの時代で、
「メールが届きましたよ」っていうこの「You gotta mail」
というメールの受信音を使っていた人も多かったはずです。
ただ、そのときは普通じゃなかったのです。
大音量で永遠と「ユーガットメール!ユーガットメール!」
と鳴り続け、止む気配がなかったのです。
周りではみんな電話でアポをとっていたので、
「邪魔だなぁ」思いましたが
勝手に他人の携帯を止めるわけにもいかず、
メールだからすぐに止むだろうと待っていました。
ですが、全然音が止む気配がなく、ちょうど休憩から
戻ってきたその方に私が「◯◯さん、メールがずっとなってますよー」と
大声で伝えました。
そのパートさんは慌てて走ってきて、
メールの音を止めるのかと思ったら違ったのです。
「ポチッ、あっ、もしもし、どうもどうも・・・」
そうです。
「ユーガットメール」っていう着信音は
まさかの電話の着信音だったんです!!
衝撃を受けました!
なんて自分は頭の固い人間なんだ!
「ユーガットメール」だからメールの着信音に決まってるじゃないか。
「ユーガットメール」を電話の着信音にする人なんて
この世にいない!って決めてつけていたんです。
・・・と、2016年最後ということで
余計な話から入ってしまいました。
このように「先入観」「思い込み」「決めつけ」
というのは誰にでもあり、ただそれが時には集客する上で
大きな足かせなることがあります。
そのために必要な思考が
「クリティカルシンキング」です。
よく「ロジカルシンキング」っていう思考は
聞いたことがあるかと思います。
本屋さんにいくと「ロジカルシンキング」や
「論理的思考」についての本がたくさん並んでいます。
ですが「クリティカルシンキング」
の本はそれほど多くはありません。
ロジカルシンキングは課題や問題点に対して、
論理的に考えていく方法です。
例えば、ホームページから集客がない、周りの
知り合いの先生に聞いたらホームページのアクセス自体は
結構あるみたいだし、ホームページの中身の問題だと言われた。
ここで問題点を「アクセスはあるのに集客がない」という風に
設定をし、ホームページの成約率を上げるためには、
「信頼度を上げる」
↓
「信頼を上げるために雑誌やメディアに出る」
↓
「メディアに出るためにプレスリリースを出す、
お金を払って雑誌に掲載してもらう」
という風に1つの問題に対して解決策を論理的に掘り下げていく。
これが「ロジカルシンキング」です。
先日、同じような問題点を抱えている治療院さんから
相談をいただきました。
その方も「知り合いの先生からはアクセスは多い方だと
言われるのですが集客できないんです」
「ホームページをどんな風に変えれば集客できますか?」
という相談でした。
これがロジカルシンキングで提案を行うと、
「では、トップページのファーストビューのコピーと
写真を変えましょう」とか「施術の動画をいれたり、
何かに取り上げられた実績や、口コミサイトの評価を
打ち出しましょう」といった提案になりがちです。
ですが、これはロジカルシンキングの罠です。
ロジカルシンキングには大きな弱点があります。
それは「その問題点が正しいことが前提にある」ということです。
クリティカルシンキングは批判的思考と言われますが、
「そもそもアクセスがあるのに集客できない
っていう問題って本当に正しいの?」と疑うところから始めます。
実際に私の方で調べてみると「アクセスがあるのに集客できない」
という問題そのものが間違っていたりします。
よくあるのが「アクセスは確かにあるんだけど、
実は特定のブログ記事がすごくアクセスがあっただけで
肝心のトップページや症状のページにはほとんどアクセスはなかった」
「トップページのアクセスは結構あるんだけど、
治療院名ばかりで検索されていたため、知っている人か
同じ名前の別の治療院を探しているアクセスだった」
というものです。
これでは有効なアクセスがあるとは言えません。
集客できなくて当然です。
よって本当に解決すべき問題は
「ホームページを見込み客に全く見られていない」
なのです。
批判的に考えることで、問題点がまるっきり
変わってしまいました。実は白状すると、
私は治療家さんが相談いただくときに言われていることの
ほとんどを疑っています。
なんか嫌な感じですよね、
疑り深い人間って?
でも、治療家さんの言われていることを全て鵜呑みにしていては
正確な判断ができません。
私自身も自分のビジネスの問題点を考えるときにまず、
本当にその問題点は正しい問題ないのか?
必ず分析を行います。
自分自身の判断すら一度は疑ってみます。
あなたも自分自身の判断を一度疑ってみて、
クリティカルシンキングで本当に解決すべき問題点を
探すようにしてください。
今週も最後までお読みいただきありがとうございました。
本年の私の担当は今日が最後となります。
また2017年も治療院集客の「生きてる情報」を
お届けしたいと思います。皆様よいお年を。
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来週の予告
「摩訶不思議な治療院集客の現状」
です。
楽しみにお待ちください。
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