【2024年決定版】治療院集客を成功させる5つのコツ|コンサルタントが徹底解説
集客は、治療院の経営において重要な要素です。しかし、何から手をつければいいのかわからない、新しい取り組みにチャレンジしているけど、一向に患者さんが増えないと頭を抱える先生は少なくありません。
上手くいかない理由としてまず第一に、集客に必要な「全体像を理解していない」ことが挙げられます。この記事では業界歴14年、治療院専門コンサルタントが
・集客施策の種類
・自院の状況に合わせてどの媒体に注力すべきか
・集客のための5つのコツ
これからをわかりやすく解説します。ぜひ、参考にして集客アップに繋げてください。
目次[非表示]
- 1.リアル集客の種類
- 1.1.チラシの配布
- 1.2.フリーペーパーへの掲載
- 1.3.店頭看板・ブラックボードの設置
- 2.インターネット集客の種類
- 2.1.ホームページ制作
- 2.2.PPC広告
- 2.3.Googleマイビジネスの活用
- 2.4.口コミサイトに登録
- 2.5.SNSの運用
- 3.1.まずは全体像を理解が大事
- 4.2.数字で現状を把握して目標を作る
- 4.1.CPA5,000円以下が目安
- 4.2.毎月何人の新規が必要?広告予算を決める
- 5.3.個別のテクニックを学ぶ
- 6.4.優先順位をつけて実施
- 7.5.テスト→改善を繰り返す
- 8.自院に適した集客方法から始めよう
▼今回の記事を動画で見たい方はこちら
リアル集客の種類
治療院の集客方法には、さまざまなものがあります。大きく分けるとオフラインによる「リアル集客」と、オンラインによる「ネット集客」の2種類があるため、ここではまず、代表的な「リアル集客」からご紹介しましょう。
チラシの配布
昔ながらの折込チラシやポスティングは、近隣地域に素早く自院を認識してもらいたい際に有効な手段です。ネット集客と比較されがちですが、チラシ配布はWEBよりも、近隣の住人に確実に院の存在や情報を届けられるといったメリットがあります。
なおチラシ集客の反応率は、一般的に0.01%~0.3%とされています。コスト(印刷代や人件費など)が見合っているか、きちんと計測しましょう。より高い反響を呼ぶには、魅力的なチラシを作ることも重要です。
具体的なテンプレートの作り方は、下記で解説しています。参考にしてみてください。
フリーペーパーへの掲載
店舗近くの集客や認知度アップには、地域のタウン誌やパンフレットへの掲載も1つの手です。無料で入手できることから、より多くの人の目に触れることができます。
ただし、目立つ部分に掲載するには、高額な掲載料が必要です。大きな枠に掲載できない場合、見過ごされるリスクが高まるため、イベントやクーポンなどのキャンペーンを絡めて読者を惹きつける工夫をしましょう。
店頭看板・ブラックボードの設置
近隣住民や通行人にアプローチするなら、店頭看板・ブラックボードの設置も有効です。日常的に店舗の前を通る人なら通院が便利なだけに、見込み患者をキャッチしやすいのが魅力です。
見慣れて風景と同化することのないよう、スタンド看板は定期的に内容を見直し、通行人に関心を持ってもらえる工夫をするとよいでしょう。なお誇張しすぎた宣伝等は、景品表示法上問題になる恐れがあるため、国の定めるガイドラインにはしっかり目を通しておいてください。
インターネット集客の種類
続いて、治療院で活用できる「ネット集客」をご紹介します。
ホームページ制作
ホームページ制作は、自院の信頼度をアップさせるために欠かせない施策の1つです。広告や看板などから自院を知った患者さんが、詳細を知るためにアクセスしてきます。
WEBサイトでは24時間広報活動が可能であり、常に最新の情報を提供できるのもメリットです。どのような人に向けた院なのか伝わるように、ターゲットを具体化させ、コンセプトや特徴を明確にしましょう。
PPC広告
PPC広告は、WEB上で検索しているユーザーを自院に集客する際に効果的です。SEOと異なり、お金をかけて検索結果の上部に表示させることで、素早く集客を増やすことができます。
また、集患したい症状や地域を狙って配信できることから、症状を改善したいと考えている見込み客を集めやすいのもメリットです。ただし、費用対効果を向上させるためには、適切な設定を行う必要があることも忘れてはいけません。
PPC広告について詳しく知りたい方は、下記の記事にも目を通してみてください。
Googleマイビジネスの活用
MEO対策とも呼ばれるGoogleマイビジネスは、店舗型のビジネスにおいてホームページと並んで欠かせない存在です。「地域名+治療院」といった近くの整体や整骨院を探している人に使われることが多く、上位表示されるとより効果的に集客できます。
無料で登録することができ、営業日や営業時間を始め、院内の雰囲気を写真や文章で伝えることができます。また、口コミも表示される仕組みになっていることから、丁寧に返信することでイメージアップにも繋がり、そこからの集客も期待できます。
口コミサイトに登録
手早く集客を増やすなら、口コミサイトに登録するのもおすすめです。多くの人は整体院・整骨院・鍼灸院を探す際に、口コミを参考に判断します。
口コミが多くて評価の高い店舗は、顧客の信頼へと大きく繋がります。代表的な治療院専門の口コミサイトは当社が運用している「ヘルモア」のほか、「エキテン」・「しんきゅうコンパス」などがあります。狙っているキーワードで、上位表示されているサイトから登録していきましょう。
詳しくは以下でも解説しているので、チェックしてみてください。
SNSの運用
スマートフォンが普及している現代において、SNSの活用は非常に有用なツールです。たとえば、LINEの公式アカウントを開設することで予約がスムーズになったり、患者さんからのアクションに繋げやすくなったりと多くのメリットがあります。
ほかにもSNSを活用すれば、イベント情報から健康に関するアドバイスまで、さまざまな自院の情報を発信することができ、全国各地に認知を広げることができます。なおTwitterは若年層・Instagramは女性・Facebookは30~40代と、SNSは種類によってターゲット層が違うため、これらも加味したうえで力を入れるとよいでしょう。
1.まずは全体像を理解が大事
ここからは、治療院の集客を伸ばすための5つのコツについて順に紹介します。
まず初めに、集客には方程式があることをご存じでしょうか?
集客=「知ってもらうこと」×「選んでもらうこと」の掛け合わせ
どんなにホームページの認知度が高くても、患者さんは必ず複数の整体院・整骨院・鍼灸院のサイトと比較をします。そのなかで選ばれなければ、残念ながら新規の電話は鳴りません。
集客ができていない=どちらかが上手くいっていないということ。
- 選んでもらえるホームページはあるけど、認知度が低いのか?
- 認知度は高いけど、選んでもらえるホームページになっていないのか?
あなたの院がどちらなのかによって、最適な集客方法が変わります。
認知度が低いなら、PPC広告・チラシの配布
今現在、あなたの院の認知度が低いのであれば、PPC広告やチラシを使うのが得策です。よく先生方にSEO対策やInstagram・YouTubeといったSNSは、どうなんですか?と聞かれることがあります。
媒体には、「即効性のあるもの」・「遅効性のあるもの」の2種類に分類されることを忘れてはいけません。
認知度が低く今すぐ集客を増やしたい人は、お金をかけることで検索結果の上部に表示させるPPC広告や即効性の高いチラシ配布が効果的です。集客をするまでに時間を要するSEOやSNSは、後から手をつけていきましょう。
選ばれる力が弱いなら、コンセプト・特徴・オファー・証明を見直す
広告をかけたりチラシを配布し、ホームページを知ってもらえてはいるけど、選ばれていない場合、コンセプト・特徴(利便性)が明確になっていない、あるいは魅力的に感じられない可能性があります。
最近では「根本的に改善します」と、同じような謳い文句が並ぶなか、患者さんはどこを選ぶべきか迷っています。また、初めて行く院は施術や雰囲気が自分に合うか分からず、試すには勇気がいりますよね。
だからこそ、気軽に試しやすいオファーを作るほか、院の良さをホームページで証明していかなければなりません。良さの証明とは、喜びの声・第三者の推薦・メディアへの掲載の事例などが挙げられます。
競合と比較されたときに選ばれる力が弱いのであれば、「コンセプト・特徴・オファー・証明」これら4つを見直しましょう。
2.数字で現状を把握して目標を作る
次に治療院経営をするうえで大切なことは、数字で現状を把握し、目標を作ることです。患者さんが来院したら、背骨の検査や骨盤のゆがみをチェックするのと同じように、経営でも数字で現状を把握しなくてはいけません。
CPA5,000円以下が目安
まずは、CPAを計測しましょう。CPAとは、「一人当たりの集客コスト」です。
現状CPAが5,000円以下だった場合、ライバル院と比較された際に選ばれているため、ホームページを改善する必要はありません。広告費を追加し、さらに売上を伸ばす方向に注力しましょう。
一方、CPA5,000円以上の場合は、認知度はあっても選ばれていない状況です。このような状態で広告費を増やすと利益率が下がり、赤字を加速させる恐れがあります。そのため、早急にホームページを改善が求められます。
毎月何人の新規が必要?広告予算を決める
毎月何人の新規が必要なのか、具体的な目標を決めましょう。新規数を増やしたい、「では、何人欲しいんですか?」と聞いた際に、ほとんどの先生は明確に答えられません。
広告予算は、下記の計算式で算出できます。
「新規数×CPA=広告予算」
(例)売上目標100万に対し、新規数は15人欲しい
15人×5,000円=7万5,000円(広告予算)
上記から算出した広告費を投資し、CPAが5,000円以下になればOKと判断、CPA5,000円以上ならホームページを改善します。売上目標に対して、必要な新規数はおおよそでも構わないので、上記の計算方法で具体的な目標を定めていきましょう。
3.個別のテクニックを学ぶ
集客の全体像を理解し、数字で経営状況が把握できるようになったら、個別のテクニックを学んでいきましょう。例えば、チラシのテンプレートの作り方・広告のかけ方・反応が出るホームページ制作やオファーなど、さまざまなものがあります。
4.優先順位をつけて実施
集客施策に取り組むうえで、必ず優先順位をつけて実践してください。なぜなら、今すぐ集客したい人がホームページを修正したところで、明日の集客は見込めません。
患者さんはホームページを認知してから、比較→検討→予約といった段階を踏んでいきます。急性症状の患者さんを除き、基本的に何かを決めて行動するまでには、比較・検討期間が1~3か月ほどのタイムラグがあります。
即効性を求めるのであれば、優先順位的にはチラシが適しています。そのため、開業したばかりの先生やすぐに集客しないとまずいといった先生は、ホームページやGoogleビジネスプロフィールをやりながら、チラシの配布を行いましょう。
患者さんが来ない空き時間を利用して、自分でポスティングするのも手です。このような順番で進めると、集客は増えやすくなります。
5.テスト→改善を繰り返す
新たな集客にチャレンジする際は、最低でも3回は試行錯誤しましょう。1回やってダメだと諦めてしまう人がいますが、初めから上手くいくことは早々ありません。これは集客に限らず、チラシやホームページなど全てに共通します。
例えば、ホームページのコンセプトを決めて集客してみたけど上手くいかない→少しコンセプトを変えてみる→それでもダメなら、違うコンセプトに変える、とトライ&エラーを繰り返すことが、経営において重要です。試行錯誤を前提に、新しい集客にチャレンジしましょう。
自院に適した集客方法から始めよう
今日は、治療院の集客方法と5つのコツについて話をさせていただきました。
- 全体像を理解する
- 数字で現状を把握して目標を作る
- 個別のテクニックを学ぶ
- 優先順位をつけて実施
- テスト→改善を繰り返す
集客の基礎ともいえる全体像を理解し、計測をしないことには自院に適した集客方法はわかりません。これらをきちんと把握してから、初めて個別のテクニックを学んでいきます。また、効率良く集客をするためには、優先順位も大切です。
運よく初めから施策が上手くいくこともありますが、ほとんどの場合は失敗します。最低でも3回は試行錯誤し、テストと改善を繰り返しましょう。ぜひ今日ご紹介したことを参考に、自身の院の状況に応じた集客に取り組んでみてください。
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