集客効果アップ!整骨院・整体院・鍼灸院の名刺の作り方
整骨院や整体院の名刺の作り方は、ステージによって異なることをご存じでしょうか?その理由は、経営の段階に応じた名刺を作ることにより、効果的に集客を増やすことができるからです。
そこでこの記事では、経営の状況に合わせた最適な名刺の作り方をご紹介します。おすすめな名刺制作の依頼先もご紹介するので、名刺作りに悩んでいる治療院の先生は、ぜひ参考にしてください。
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先生のステージに合わせた名刺を作る
一概に名刺といってもさまざまなデザインがありますが、集客効果の高い名刺を作りたいのであれば、現在の経営状況に見合った名刺を作るべきです。そのステージは、大きく分けて次の2種類に分かれます。
開業後or赤字なら「叫ぶ名刺」を作ろう!
開業したばかりの方、もしくは開業後まだまだ赤字の方は、叫ぶ名刺を作りましょう。叫ぶ名刺とは、「自分をアピールしていく名刺のこと」です。
赤字の方や利益がトントンの方は、積極的に相手に宣伝していかなければ自院の魅力が伝わりません。
具体的に表面には、以下情報を記載します。
<表面>
・キャッチコピー
・大きめな自分の写真
・肩書き
・基本情報(名前・院名・住所・電話番号)
・営業日(営業時間・休院日)
・イラストの地図
・HPのQRコード
キャッチコピーは「誰のための整骨院・整体院・鍼灸院なのか」、肩書きは「何の専門家なのか」がひと目で分かるように入れるのがポイントです。柔道整復師や院長などの肩書きだと普通すぎて集客には結びつきにくいので、「痛みを改善する専門家」など、何のプロなのかが患者さんに伝わるようにしましょう。
次に裏面に記載する内容は、以下になります。
<裏面>
・対応症状
・キャンペーン・特典
・施術風景や問診検査の写真
一般の患者さんにも分かるよう、肩こり・腰痛以外にも対応している症状を複数記載しておきましょう。また、「この名刺をお持ちの方に限り、初回○○円~2回目以降○○円~」と、お得なキャンペーン情報を記載すると効果的です。
名刺の最後には「いつか役立つので財布に入れておいてください!」といった一文を加えます。そうすることで、HPで初回割引をするのと同様に名刺がクーポン券代わりになります。
このように自己アピールを強めることで、初回のハードルをグッと下げられます。これから売上を伸ばしたい方は、ぜひ取り入れてみてください。
黒字化しているなら「囁く名刺」を作ろう!
一方黒字化しており、さらに利益を伸ばす拡大のステージにいる方は、囁く(ささやく)名刺が適しています。囁く名刺とは、「自己アピールは控えて、高級感を出していく名刺のこと」です。
値上げや時短で自分の価値を高めていく段階の場合、叫ぶ名刺だと集客効果が出ません。
囁く名刺を作る際のおすすめは、縦書き名刺です。
<表面>
・名前のみ
<裏面>
・基本情報(院名・住所・電話番号)
・HPのQRコード
情報を隠すことにより、「もっと知りたい」と心理的な興味がそそられます。自分の価値が上がるほど、情報を最低限に抑えることは一般的な手法です。
総理大臣を例にすると分かりやすいですが、職位の高い人が差し出した名刺に顔写真やキャッチコピーがあった場合を想像してみてください。自己主張が強すぎると、やや違和感を覚えますよね?
自分の価値が確立していて利益も上がっている人は、自身のブランディングを高めるためにも、自己アピールはせずにシンプルな囁く名刺を作りましょう。
どこで作ればいいの?紙の質にもこだわろう
名刺を作る際は自分で作るのではなく、外注に依頼するのが基本です。プロデザイナーの多い「ココナラ」という外注サイトを活用してデザインを作ってもらい、ネットの印刷会社で印刷を依頼するとオンライン上で全て完結できて便利です。
どうしても費用を抑えたい方は、無料で使える「Canva(キャンバ)」というアプリを活用するのも手ででしょう。名刺のテンプレートが数多く載っているため、費用を掛けずに自作したい先生に向いています。
紙質についてですが、叫ぶ名刺→厚めの紙、囁く名刺→紙に細工(エンボス加工など)で高級感を演出できる紙を選ぶのがおすすめです。
ステージに合わせた最適な名刺で集客アップ!
今回は、経営のステージに合わせて集客を伸ばす名刺の作り方についてご紹介しました。開業してたてで赤字の方、今よりさらに利益を拡大したい黒字の方、双方に適した名刺を作ることで飛躍的な集客アップが見込めます。
これから名刺を作ろうと考えている先生は、今日ご紹介した内容を参考に自身のステージをしっかり把握し、ぴったりの名刺を作ってください。