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整骨院の問診で初回のリピート率を上げるコツ


身体の痛みやコリなど、きちんと原因を特定するため丁寧な問診は欠かせませんが、初回で患者に状況を聞くだけの問診をしていませんか?ただ単にヒアリングを行うだけでは、残念ながら患者を満足させることはできません。


そこで今日は、2回目のリピート率が上がる問診のコツをお教えします。患者に与える印象は最初の問診で決まるため、リピーターが少ないと感じている先生はこの記事を参考に、問診を見直してみてください。


目次[非表示]

    1. 0.1.▼今回の記事を動画で見たい方はこちら
  1. 1.初回問診のゴールを設定
  2. 2.信頼感を得るためにはどうしたらいい?
  3. 3.問診では何を話せばいいの?
    1. 3.1.・同じ症状の方が多く来院し、改善している事実を伝える
    2. 3.2.・どのような経過で改善していくのか、施術計画を伝える
    3. 3.3.・なぜ、その症状が出たのか?を伝える
  4. 4.信頼関係を構築し、2回目のリピート率を上げよう!

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初回問診のゴールを設定


本題に入る前に、まずは初診のゴールをどこに置くか考えましょう。初診のゴールとは、「初回施術が終わったあとの患者の状態」のことです。


例えば症状に対して、初回で変化を出すことをゴールしている先生も多いと思います。しかし、どんなに初回の段階で変化がみられても、先生に対する不信感や印象が悪ければ、再来には繋がりません。


患者の目的は「症状の悩みから解放されること」です。


その場の変化うんぬんよりも、「この先生のもとなら、自分の症状が良くなりそう」と信頼感を得られれば、2回目のリピートに繋がりやすくなります。初回のゴールは、ぜひそこを目標に設定してみてください。


信頼感を得るためにはどうしたらいい?


では、先述した目標を達成するにはどうしたらいいのか? 与える印象は「見た目・喋り方・院内の雰囲気」が、半分くらいの要素を占めています


服装や身だしなみは、とくに信頼感に大きく影響するため、清潔感を保つことが大切です。声のトーンや話すスピードに注意し、患者の目を見て話しましょう。


また、「○○だと思うんですよね」といった話し方は、頼りない印象を与えます。断言調で自信を持って話してください。


ほかにも問診時に患者の目線に入るよう、国家資格証書を貼っておくのも信頼感を得るのに役立ちます。受賞したトロフィーがある先生は、院内に飾り、有名な先生であることをアピールするのも1つの手です。


問診では何を話せばいいの?

与える印象の残り半分は、「話す内容と分かりやすさ」が占めています。問診時に何を話せばリピートに繋がるのかわからない先生は、次の点を意識してみてください。

・同じ症状の方が多く来院し、改善している事実を伝える


ヒアリングは重要ですが、ただ話を聞いているだけではリピート率は上がりません。


問診時の会話のなかで、

  • 同じような症状の方が多く来院していること
  • その症状が改善していること

これらを患者にしっかりと伝えましょう。


自分と同じような症状の人が数多く来院し、改善していることは、安心材料と信頼感に繋がり、「継続して通院してみよう」という良い感情を抱くことができます。


・どのような経過で改善していくのか、施術計画を伝える


問診時にはきちんと患者に、どのような経過を辿って症状が改善していくのか、目標に向けた施術計画をしっかりと伝えましょう


例えば、

  • 最初の2週間は施術をしても変化は少ないですが、この時期を乗り切ったら改善に向かっていきます
  • ○○は急性症状なので、できるだけ間隔を開けずに3回来るのがポイントです


など、施術の必要性・通院回数・期間を事前に伝えることで、「この通院はいつまで続くんだろう?」といった患者の不安や疑問をあらかじめ払しょくできます。


・なぜ、その症状が出たのか?を伝える


最後は患者に、なぜその症状が出たのか、納得のできる説明をきちんと伝えることが重要です。そのとき、問診・検査で大事なのが「納得感と体感」の2つになります


例えば、肩こりの原因が骨盤の歪みから来ていると説明しても、「本当なの?」と疑問を抱くのが普通です。


証拠を提示し納得して施術を受けてもらうためには、触診などを行い「ここの肩に響いているのがわかりますか?」「この筋肉緩んでるのがわかりますか?」ときちんと体感してもらいましょう。


施術がスタートする前の問診・検査の段階で「あ、本当だ!」と体感・納得できれば、「この先生のもとなら、症状が良くなりそう」と設定したゴールに自ずと繋がっていきます。


信頼関係を構築し、2回目のリピート率を上げよう!


2回目のリピート率が悪い先生のほとんどは、問診時に患者の状態をヒアリングするだけになっています。この問診を続けているうちは、2回目のリピート率はなかなか上がりません。


今日お伝えしたように、初診の問診のゴールを「この先生のもとなら、症状が良くなりそう」に置くことで2回目のリピート率は、限りなく100%に近づいていきます。


ぜひ、参考にしてみてください。


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松下 展平
松下 展平
株式会社プロデュース・アクティビスト 代表取締役。 治療院専門のコンサルタントとして10年で4000院以上の経営改善を行ってきた。集客・経営を体系的に学ぶ学校「維新会」を主宰。 また、HP制作システム「セルフル」や、顧客管理ツール「COCKPIT」、口コミサイト「ヘルモア」の運営を行っている会社の代表も務める。

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