【タイプ別診断】集客できない整体院の6タイプ
整体院・治療院のコンサルティングをしていると、先生方から院の経営についての相談を受けることもよくあります。これまでの約10年間で一番多い相談は、やはり「集客ができない。どうしたらいいの?」というお悩みです。
集客できない先生は6タイプ! タイプ別の傾向と対策を知ろう
「集客できない」というお悩みを聞き、分析していくと、集客で悩んでいる整体院・治療院の先生は6つのタイプに分かれることがわかりました。
それぞれのタイプ別に、「なぜ集客ができないのか」と「どうしたら集客ができるようになるのか」を解説します。
集客で悩んでいる先生は、以下のチェック表で自分がどのタイプかをチェックしてみてください。
Aタイプ:勉強ばかりで実行しない「頭でっかちタイプ」
メルマガやYouTubeで集客の勉強はしているものの、あれもこれもと思うだけで行動に移せていないタイプです。勉強はもちろん大切ですが、知識が頭のなかにあるだけでは何も変わりません。行動に移して初めて知識が活きるのです。
このタイプに必要なのは「行動量(作業量)」です。購読するメルマガの量や動画を見る時間を減らして、実際に作業する時間を確保しましょう。
Bタイプ:全部自分でやろうとして手が回らない「抱え込みすぎタイプ」
「集客のために何をすればよいのか」は理解できているけれど、すべて自分一人でやろうとしてしまって手が回らないタイプです。チラシ作りもホームページ制作も動画の撮影・編集も、自分だけでやろうとしていませんか?
先生のお仕事はよい施術を提供して患者さんに喜んでもらうことのはず。整体院の経営や集客はチームでやるものです。苦手なことや手に余ることは事務スタッフに任せるか外注してしまいましょう。
Cタイプ:集客に関する知識が少なく勉強もしていない「知識不足タイプ」
「もっと新規の患者さんを集客しなくては……」と思っていないわけではないけれど、思うだけで全く何もしていないタイプです。この記事を読んでくださったことが大きな第一歩ですね。
インターネットで検索をすると、集客がうまく行っている先生が書いているブログや弊社のように治療院専門のコンサルティングを行っている会社がたくさんあります。まずは書籍や無料のメルマガ、動画で「集客を増やすにはどうしたらいいのか」の情報を集めましょう。
Dタイプ:ライバルが強くて比較で負けている「競争力不足タイプ」
このタイプは集客に関する勉強もしっかりしていて、ある程度実践しています。なのになぜ集客が上手くいかないのかというと、ライバルとなる整体院が強いため患者さんに選んでもらえていないのです。東京や大阪、京都・仙台・福岡・名古屋・横浜といった大都市に多くみられます。
認知はされているけれど選んでもらえていないので、単純に広告費を増やしても意味がありません。ホームページやチラシの内容を見直して、ライバルよりも優れている点をアピールしていきましょう。
Eタイプ:外部からの信頼性が低くて比較で負けている「信頼性不足タイプ」
Dタイプと同じく、集客に関する勉強も実践もしているタイプです。ある程度しっかりとしたホームページを持っていて、アクセスを集めることもできています。なのになぜ集客が上手くいかないのかというと、自院のホームページ以外、外部からの信頼性が低いからです。
患者さんはホームページの内容だけで整体院を選ぶわけではありません。多くの場合、ホームページを見て自分に合いそうな院を3~5つピックアップした後に、その整体院の評判を外部の口コミサイトで確認します。
最近では特にGoogleマイビジネスで口コミが見られるため、Googleマイビジネスでの口コミ件数と評判が集客数に直結します。このタイプの場合いくらホームページの内容を改善したりアクセスアップ施策を行っても意味がないので、外部からの口コミが増えるような施策を打つとよいでしょう。
Fタイプ:Web サイトは作ったけれどアクセスが少なすぎる「認知不足タイプ」
見栄えのよいホームページさえ作れば、自動的にたくさんアクセスされて集客も増えると信じているタイプです。実際にはそんな都合のよいことは起こりません。
どんなに立派なホームページを作っても、見てもらうための努力をしないとアクセス数は増えませんし、誰も見ていないホームページは集客につながりません。
PPC広告やSEO対策に力を入れて、まずはたくさんの人に見てもらう努力をしましょう。ホームページの内容を改善するのはその後です。
集客アップのための施策は「知ってもらう」→「選んでもらう」の2ステップ
自分のあてはまるタイプがわかったら、タイプ別の原因にあわせて改善を行っていきましょう。
集客アップの段階は2ステップあります。まず第1ステップは患者さんに「こういう整体院がここにありますよ」と「知ってもらう」こと。第2ステップは知った上で「この整体院で施術をお願いしよう」と「選んでもらう」ことです。
冒頭のタイプ分けでいうと、Fタイプは知ってもらえていないので第1ステップをクリアできていません。Cタイプも同じく第1ステップをクリアできていない可能性が高いです。
D、Eタイプは第1ステップはクリアできていますが、選んでもらえていないので第2ステップでつまづいています。
第1ステップがクリアできていないのに、いきなり選んでもらうための施策を打っても効果はありません。また、既に第1ステップはクリアしているのにそれ以上広告費を増やすよりは、第2ステップの選んでもらう努力をしたほうが効果的です。
自院のステップに合わせた施策を行うと、効果を最大限に上げることができます。
A、Bタイプはどちらの可能性もあるので、まずは第1ステップの知ってもらう施策を打ち、知ってもらっても選ばれないようならば第2ステップに移行するとよいでしょう。
まとめ:まずは現状把握が第一歩
一口に「集客が上手くいかない」といっても、その原因は様々。まずは何がよくないのかをきちんと把握することが大切です。その上でよくないところを埋めるように適切な対策を打っていくと、効果が上がりやすくなりますよ。
現状把握とその対策に、今回ご紹介した「6つのタイプ別分析」をぜひご活用ください!
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