患者さんが支払う本当の価格
いつもお世話になっております。
口コミサイト「ヘルモア」代表の松下です。
■患者さんが支払う本当の価格
今日は、ちょっとした昔ばなしから。
「なんで、デートするときは男がお金を払うか知ってるか?」
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これ、私が仕事をはじめたての19歳の頃、
先輩に言われた質問です。
あなたなら、どう答えますか?
今でも記憶に残っているのですが、先輩の答えは・・・
男性よりも、女性の方が【何倍ものコスト】をかけて
デートに来てくれているから。
男は起きてすぐに家を出ればいいかもしれないけど、
女性は起きてから、メイクをして、服を選んで
アクセサリーを選んで・・・
男性よりも、何倍もの時間(コスト)をかけて
デートに来てくれている。
だから、デート代くらいは男が持つんだよ。
「おーすげー。たしかに!」
って思ったのを、いまでも覚えています^^
これって、治療院で患者さんが払ってくれている
お金・コストに対しても、同じことが言えますよね。
■患者さんは、いくらのコストをかけて来院しているのか?
最近、時短が流行っています。
値上げも流行っています。
短い時間で、高い料金をいただいている
治療家さん=スゴイ治療家さん っていう風潮。
でもね、これを真に受けてマネすると、
結構イタイ目を見ちゃうことがあるんです(汗
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なぜなら、患者さんがあなたに払っているのは、
施術料金だけではないから。
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・あなたの院までの交通費
(場合によっては宿泊費)
・予定をあけるための労力
・院に来なければできたはずのこと
施術料金という、実際に払うお金以外にも、
患者さんはさまざまなコストを払って来院しているのです。
■「価格<提供する価値」になっていますか?
仕事の基本は、
いただくコストよりも、多くの価値を与えること。
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・・・ということは、患者さんが払っている
「本当のコスト」を知らないと、値段は決められないんです。
治療院の場合、
施術料金の約3~5倍くらいの価値を提供する。
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ここが、患者さんの考える「トントン」のレベルです。
だから、1回 5000円の施術をしているとしたら、
最低でも15,000円分の価値を提供する。
自分が、自分の施術を受けるとしたら、
15,000円を支払えるか?を考えてみてくださいね^^
もし、
「それはちょっと・・・」と感じたら、値上げや時短を
考える前に、施術力をアップさせる・おもてなしを徹底する。
などなど、できることから手を付けていきましょう。
逆に、「そのくらいの価値は最低でもあるよね」と感じるなら、
時短をしても、値上げをしても、
患者さんは必ず付いてきていただけます^^
■値上げ・時短を成功させる方法
値上げや時短って、いろいろなテクニックがあります。
・患者さんに伝えるタイミング
・料金や時間の見せ方
・ハガキや手紙に書く内容
・メニュー構成
これらは今後もお伝えしますが、
テクニックよりも大切なことってあるんです^^
それは、
自分がその金額をいただく自信があるか?
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これだけのものを提供しているんだから、
この価格は全然大丈夫でしょ。
・・・と心から言えるようになってから
値上げ・時短をすることが、
値上げや時短を成功させる1番大切なことです。
もうちょっと深く話をすると、
「受け取る」用意ができているか?
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ですね。
「与えて」いないと、受け取れない。
これは、どんな仕事をしていても一緒なのです。
ちょっと長くなってきたのでまとめると・・・
・患者さんが支払っているのは、メニューの金額だけではない。
・価格の3~5倍の価値を提供できているか。
・受け取るためには、与えていないといけない。
テクニックは、セミナーなどで学べばいいですが、
マインド的な部分は、しっかりと自分で築きあげておきたいですね^^