整骨院・整体院のリピート率を上げる方法|リピートしない理由と改善策
年々増え続けている整骨院・整体院の競争が激化する今、リピーターを増やすことは重要です。新規患者が次回に繋がらない限り、経営を安定させることはできません。
そこで当記事では、「リピートしない理由」と「リピート率を上げる方法」をご紹介します。また、「リピート率の計算方法」「平均なリピート率について」も解説しているため、再訪を向上させて集客を増やしたい先生は、ぜひ参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.リピートしない理由とは
- 1.1.信頼感がない
- 1.2.施術内容、接客が不満
- 1.3.清潔感がない
- 2.リピート率を上げるメリット
- 2.1.新規患者の獲得に繋がる
- 2.2.収入アップ、経営の安定化
- 2.3.メニューの良し悪しの基準になる
- 3.リピート率の計算方法と業界平均値について
- 4.リピート率を上げる4つの方法
- 4.1.1.健康の定義・理念を明確にする
- 4.2.2.次回予約の獲得
- 4.3.3.リマインドメッセージを送る
- 4.4.4.問診・治療のゴールを設定
- 5.リピート率を改善して、愛される整骨院を目指そう!
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リピートしない理由とは
新規患者がリピートしない理由は、さまざまな原因があります。
信頼感がない
あらかじめ、どのような経過を辿って症状が改善していくのか、施術計画をきちんと伝えることは大切です。なぜなら、多くの患者は以下4つの疑問を抱いているからです。
- 本当に良くなるの?
- 何回ぐらい通ったらいいの?
- まだ通わなきゃダメ?
- 他の方がいいんじゃないの?
これらの質問に対して、しっかりとした答えを持っているかいないかでリピート率は大きく変わります。
患者のニーズを的確に把握し、患者の目指すゴールに向かって通院回数・通院期間・施術の必要性について詳しく説明しましょう。
また、競合との差別化ができていないこともリピート率が上がらない原因です。独自の技術や専門知識などで唯一無二の整骨院を目指し、自院に来るべき理由を明確にしましょう。
施術内容、接客が不満
「施術を受けたのに症状が良くならなかった」「先生の愛想が良くない」など、施術内容に不信感を持ったり、接客態度に不快感を抱けば再訪に繋がることはありません。
顧客満足度を高めるにも、知識や技術があるのはもちろんのこと、患者に寄り添ったコミュニケーションを図ることも治療家には求められます。
清潔感がない
どんなに技術が高く先生やスタッフの対応が良くても、衛生面に問題があったらまた利用したいとは思われません。
「施術ベッドにフケがついていた」「スリッパが汚い」「トイレが臭かった」「床のほこりが気になった」「担当が汗だく」など、患者は細かいところまで見ています。
とくに、施術ベッド・まくら・タオルといった体や顔に触れるものは注意が必要です。必要なものは毎回交換し、匂いや汚れが残っていないか隅々までチェックしましょう。
リピート率を上げるメリット
整骨院・整体院の集客において新規開拓も大事ですが、それと同じくらいリピーターの獲得は重要です。リピート率を上げるとどのようなメリットがあるのか、詳しく解説していきます。
新規患者の獲得に繋がる
リピーターが増えれば、必然的に新規患者の獲得へと有利に働きます。なぜなら、「リピーターが多い=それだけ満足度が高い」ということ。
リピーター自身が広告塔となり、口コミサイトやSNSで良い情報を発信してくれる可能性が高まります。また、家族や友人などに紹介してもらえる機会も増えるため、そのメリットは非常に大きいといえます。
収入アップ、経営の安定化
1回限りではなく、繰り返し来てくれる常連患者が増えれば、それだけ売上アップも見込めます。毎月安定した売上があれば、設備に投資したり、新規顧客開拓の施策も打ちやすくなるでしょう。
また、新規集客にはチラシなどの広告宣伝費が何かとかかりますが、再来患者は集客コストがかからないことも大きな利点です。
メニューの良し悪しの基準になる
自分だとなかなか施術メニューの良し悪しを判断するのは難しいものです。
だからこそ多くのリピーターがいれば、提供したサービス内容からリピート率を算出でき、顧客満足度の高いメニューを考案するヒントを得るのに役立ちます。
リピート率の計算方法と業界平均値について
リピート率は、顧客満足度を測る上で大事な指標になります。自院のリピート率がどれくらいかわからない先生は、以下を参考に算出してみてください。
<リピート率> |
整体院の業界平均では、2回目のリピート率が50%程度ともいわれています。しかし、繁盛院ともなると、リピート率80%を越える院も少なくありません。
平均値を下回っている場合は、早急に施術内容や接客態度などを見直す必要があります。
なお、経営状況によっても目指すリピート率は異なるため、時期に応じた経営戦略が知りたい人は、以下も参考にしてみてください。
リピート率を上げる4つの方法
最後は、リピート率を上げる方法について解説します。治療家としての考え方が固まっていることも重要なので、その辺も含めてお話していきます。
1.健康の定義・理念を明確にする
「症状が良くなったら離脱されてしまう…」そんな先生は、健康の定義・理念を明確にすることが大切です。言わずもがな、患者は「整骨院=症状を改善する場所」だと思っています。
だからこそ、症状が解消されたら来なくなるのは当然といえるでしょう。
常連患者が多い先生ほど自分なりの理念や定義がはっきりしていて、それを患者と共有できています。
<例> |
ほかにも、治療院に来ている時間が楽しいと感じてもらえれば、自ずと常連はついてきます。体の改善だけが目的じゃなく、コミュニティーを広げる場としてなど、「ここに来る楽しみ」を提供できるとよいでしょう。
2.次回予約の獲得
予約はスムーズに行える工夫をしましょう。会計時のタイミングで次回予約を確約できれば、リピート率も向上します。うっかり忘れやすい人のために、診察券に次回予約日を記載してあげると親切です。
また、予約優先制にすれば待ち時間が少なくて済み、待ち時間による患者のストレスを軽減できます。忙しくて先々の予定が変わりやすい人に向けては、予約後も日程を調節できる仕組みにすると、急な予定によるキャンセルを減らすことができます。
3.リマインドメッセージを送る
予定を早い段階で決めているときに役立つのがリマインドメッセージです。その気はなくても、うっかり予約日を忘れてしまう患者は一定数います。
そんなときこそ、予定日の前日などにメールやLINE公式アカウントなどでお知らせすることで、予約忘れによる無断キャンセルを防止できます。
また、休業日やキャンペーンの告知の際にも便利です。ほかの使い方としては、初回後の注意点やお礼のメッセージを送ることもできます。円滑なコミュニケーションを図ることによって関係性を構築でき、信頼感を得やすくなります。
4.問診・治療のゴールを設定
再訪を増やすには、初診の問診も重要です。状況を聞くだけの問診では、残念ながら2回目のリピートに繋がりません。
患者が安心・納得して通えるように、どのような経過で改善していくのかをきちんと伝え施術のゴールを設定しましょう。通院の必要性がきちんと理解できれば、症状改善に向けてモチベーションも高まり、継続して通いやすくなります。
問診時に信頼感を得るにはどうしたらいいのか、何を話せばいいのかわからない人は、下の記事にも目を通しておくとよいでしょう。
リピート率を改善して、愛される整骨院を目指そう!
リピーターは定期的に来院してくれることから、経営を安定させるうえで重要な役割を担っています。細かな施策はもちろんのこと、先生の考え方が正しい方向性を向いているかもリピート率を高めるうえでは重要です。
ぜひ、今日ご紹介した内容を元に自分の考えを明確にして、患者から愛される院を作っていきましょう。
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