整骨院の経営で店舗展開する?しない?人生の軸を明確にしよう
整骨院の経営が繁盛すると、スタッフの雇用や店舗展開が視野に見えてくる瞬間があるのではないでしょうか。そのとき、どのような方向で行くのかは治療家人生を左右する大きな決断になります。
店舗展開をするかしないかは、自身の仕事を「ビジネスとして捉えているのか」、それとも「生業として捉えているのか」によって変わります。そこで、今日はここの判断基準について話をしていきましょう。
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店舗展開するかの判断基準
よく僕はこのような話をします。
経営者コースに行きますか?
仙人コースに行きますか?
人生の軸は、この行く方向性によって決まります。
経営者コース
以前、僕が出版した「治療院経営の教科書」という本にも書きましたが、もし経営者コースを選ぶのであれば、「止まることはできない」ということを覚えておいてください。想像してみると分かりやすいですが、スタッフを雇用して売上が上がれば必然的にお給料を上げていかなくてはなりません。
そうすると規模の拡大をするか、独立させてあげるかのどちらかになりますが、独立させる場合はまた1人治療院に戻ってしまうので、結局は規模を拡大していく流れになります。
経営としては、1〜3店舗ほどの店舗展開の時期が最もリスクが高い状態です。なぜなら、スタッフ1人に対する責任感が一番重く、例えば2店舗目の院長先生が辞めるとなった場合、下が育っていないとかなりの痛手なうえに採用にお金をかけることも難しいからです。
なので、店舗展開するのであれば最速で5店舗以上伸ばしましょう。そうすると規模感的にも採用に多少お金をかけやすく、次の院長候補が育って良い循環が回り出します。当然5店舗を越えてくると評価制度や退職金、教育や研修などさまざまな問題が出てきますが、こうなると拡大は止められなくなるので経営者の道を進むことになります。
仙人コース
一方、仙人コースを選んだ人は、ひたすら技術を追求していく方向性になります。1人で売上を上げるには限界もあると思いますが、1人治療院でも当社のクライアントのなかには300万以上、過去には少し異常ですが1人で800万の売上を叩き出す先生もいました。
仙人コースであっても技術力とコミュニケーション能力さえあれば、200〜300万は見えてくる世界です。
焦らず自分の生き方を決めよう
どちらの道を進むのかは、ゆっくり決めて良いと思います。まずは自分がどうなりたいのか、何をやるために治療家なったのか、先輩などの話も聞きながら自分はどっちが幸せなのかをじっくり考えてみましょう。
自分でやりたいことをするために、整骨院を開業したわけですよね。何かに管理されるのが嫌で開業したのに、経営者コースを選んで管理をする側に回ってしまい、管理をするということは裏を返せば管理される状況にもなるので、何のために起業したのだろうと悩む先生も度々見かけます。
開業する段階では、「自由に生活がしたい」「いいご飯が食べたい」」「いい車に乗りたい」など、さまざまな願望で起業する方が多いでしょう。その先に自分がどうなりたいか、店舗展開するしないは自分の生き方を決める問題でもあるので、焦らずじっくり考えてみてください。
店舗展開は仕事の捉え方次第で変わる
僕はTwitterもやっていますが、そこでの会話でやっぱり思ったのは、「ビジネスとして整骨院経営をやるのか」、それとも「自分の生業として整骨院経営をやるか」の問題だと考えています。
もし生業としてやるなら、売上や利益率よりも自分を高めるとか、そういうところにフォーカスするはずです。もしビジネスとしてやるのであれば、しっかり数値管理や計画を立ててやっていかないと痛い目をみます。
なので、自分が今やっている整骨院という仕事をビジネスとして捉えるのか、それとも自分の生涯の生業として捉えるのかによって、店舗展開するしないを判断していただくのがいいと思います。
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