整体院の開業から最速で100万円を達成する方法とは
「整体院を開業後、最速で100万円に行き着くにはどうしたらいいか?」
「松下さんだったらどうやるのか、道のりを1から知りたい」
そんな声をいただいたので、僕だったらどういう順番で何をやるのか、今日はその辺りについてお答えしようと思います。
ポイントとしては、「戦わずにして勝つ」です。この戦略なら初月で100万達成も夢ではありません。
ただ、やり方は一つではないのであくまで一例にはなりますが、ぜひこの記事を参考に、独立開業後の成功のコツを掴んでください。
目次[非表示]
- 1.立地選び
- 2.コンセプトを決める(専門特化する)
- 3.Googleビジネスプロフィールの登録・制作関係を進める
- 4.オープン日を決め、ロゴ・チラシは外注
- 5.写真撮影はプロに依頼
- 6.ホームページの早期公開
- 7.喜びの声・インタビュー動画を集める
- 8.プレオープンを開催
- 9.チラシ配布とポスティング
- 10.PPC広告の準備と活用
- 11.広告費にかける予算
- 12.口コミの依頼
- 13.状況次第ではホットペッパーも有効
- 14.目標売上によっては回数券も視野に
- 15.初期の資金運用計画
- 16.土日の営業とプライベートの捨て方
- 17.ソーシャルメディアは後回し
- 18.経営はスタートダッシュで決まる
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立地選び
整体院を開業する際の立地選びについては、開業資金にもよりますが、僕なら以下のポイントを重視します。
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競争相手の少ない場所を選ぶ
東京都内や大阪市内などの大都市は競争が激しいため、地方や田舎など、ライバルが少ない場所を選ぶ
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都心部での立地条件
・大きな駅周辺を選ぶ
・乗降客数の少ない駅や、市や区の境目では避ける
・具体的な地名でイメージされる主要エリアから外れない
路面店が望ましいですが、マンションでも問題ありません。ただ、地域の認識を重視する必要があり、例えば「池袋」という地名を聞いて、一般の人が思い浮かべるエリア(主要駅周辺や繁華街など)に店舗を構えるべきです。
少し外れた「東池袋」や「北池袋」といった、一般の人が「池袋」として認識しにくいエリアは絶対に避けます。
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ライバル調査の徹底
競争優位を築くため、ライバルが弱いエリアを選ぶ
総じて、競争相手が少ない環境と人が集まる場所のバランスを重視し、戦略的な立地選びを行うことが大切です。
コンセプトを決める(専門特化する)
立地が決まった後は、次にコンセプトを決めます。大手の整骨院やチェーン店が立地の良い場所で低価格の施術を提供しているなか、個人経営ではそれらに対抗するために専門特化が必要不可欠です。
例えば、頭痛、膝の痛み、痺れや麻痺、内臓症状などに特化することが考えられます。地域の需要を分析し、「このエリアではここだけ」と思われるような専門性を持つことで、競争を避けて独自のポジションを確立しましょう。
Googleビジネスプロフィールの登録・制作関係を進める
立地が決まり、物件の契約が済むと住所や電話番号が確定しますが、この時点でGoogleビジネスプロフィールの登録を行います。
なぜなら、アカウントの認証には時間がかかるため、早めの対応が重要だからです。また、並行してホームページやチラシの制作を進めます。
これらの準備は、集客の基盤を整えるための大切なステップです。
オープン日を決め、ロゴ・チラシは外注
ホームページやチラシが完成したら、次にオープン日を決めます。この段階では内装工事や看板設置なども同時に進めると思いますが、ロゴは絶対に外注をし、患者さんに好印象を与えるおしゃれなものを作ると思います。
また、お金をかけずにやるならホームページは自作でコストを抑えつつ、チラシのデザインは「ココナラ」を使って外注します。一時は手書きチラシでも反応が出る時期もありましたが、デザインの質が集客に大きく影響するため、仕上がりにこだわることが重要です。
写真撮影はプロに依頼
チラシやホームページを制作するにあたり、必要となるのが写真素材です。写真のクオリティも集客に大きく影響するため、プロに依頼した質の高いものを用意します。
今はプロやセミプロのカメラマンが集まる「OurPhoto(アワーフォト)」というサービスがあるので、そのサイトを活用して費用を抑えながらホームページやチラシの制作を進めていくと思います。
ホームページの早期公開
オープン日が決まったら、できるだけ早くホームページを公開します。なぜなら、ホームページがGoogleに認識されるまでには時間がかかるからです。
完成していなくても公開後に内容を追加していけば問題ないため、オープンの1〜2か月前に公開できるように進めていきましょう。
喜びの声・インタビュー動画を集める
ホームページ制作と同時並行で「喜びの声」と「インタビュー動画」を約10人分集めます。内装が完成していなくてもベッドさえあれば施術は可能です。
自分の院の良さを証明するために欠かせない要素なので、オープン前に知人や友人にもらえるなら無料でいいので施術を提供し、その感想や喜びの声、インタビュー動画を準備しましょう。
プレオープンを開催
オープン日が決まったら、2週間前からプレオープンを開催し、大幅な割引価格で施術を提供します。これにより患者さんを増やし、口コミも集めやすくします。
チラシ配布とポスティング
オープンチラシを作成したら、自らポスティングを行います。営業時間外や早朝の時間帯など空いた時間を利用してポスティングを行うことで、集客基盤を早期に構築することを目指すのが目的です。
予算に余裕があれば外注も検討し、10〜20万円の予算がある場合は、折り込みチラシもやると思います。
PPC広告の準備と活用
オープン日が決まった段階で、PPC広告の申し込みを行います。というのも、広告はすぐに配信されないため、それを見越してオープンの10日〜1週間前には広告配信をスタートするように動くのが得策です。
広告費にかける予算
僕なら広告費として、PPCは月5万、外注するならチラシは月10万を割り当てます。初期段階ではチラシをメインとして、ホームページや広告からの集客効果が出るまでのタイムラグを埋めるイメージです。
PPC広告のCPA(1人あたりにかかる集客コスト)が5,000〜7,000円くらいに収まるのであれば、7万、10万、15万と段階的に増やしていきます。
口コミの依頼
オープンしたら施術を受けてもらった知り合いやプレオープンで来院された患者さんに対して、Googleの口コミ投稿をお願いします。もちろん嘘の声はNGですが、きちんと施術を受けてもらった感想であれば問題ありません。
ポイントとしては、最初の数件をいかに早く確実に集めることが重要です。
状況次第ではホットペッパーも有効
予算やコンセプトに応じて、ホットペッパービューティーをやるのもありでしょう。ホットペッパービューティーの最大の魅力は、集客力の高さです。
ただし、肩こりや腰痛など一般的な症状がメインなら利用を考える価値がありますが、エリアの特性や院のコンセプト、専門性によっては向き不向きもあるので注意が必要です。
目標売上によっては回数券も視野に
初期段階では、売上目標として3ヶ月で80万円以上を目指します。毎月新規の患者を20〜30人集めることを目標とし、このペースで進めば惰性でも100万達成が十分可能です。
もし最速で月100万円を達成したい場合は、初月から回数券を導入して積極的に販売する方法があります。ただし、回数券の活用については賛否が分かれるため、導入するかどうかは慎重に検討しましょう。
初期の資金運用計画
最初の3ヶ月間は利益を出そうとせず、入ってきたお金を全額広告費に投入します。毎月20万円程度を広告費として使い、生活費や家賃などの固定費を最小限に抑え、短期間で黒字化を目指します。
また、この期間においては、Google口コミ数を最速で増やすことが最も重要なポイントとなります。そのため、口コミを効率的に増やすための施策を徹底的に考え、実行していきましょう。
土日の営業とプライベートの捨て方
一つ伝え忘れていましたが、最速で100万円に到達したいなら、土日は必ず営業し、エリアなかで1番遅くまで営業します。なぜなら、土日休みの整体院も多く、営業時間を長く取ることで競合との差別化を図れるからです。
なお、なかなか100万円まで到達できない先生は、自分の時間を100%投下できない点にもあります。最初の1年間は仕事に集中し、プライベートの時間を極力削る覚悟が必要です。
ソーシャルメディアは後回し
開業初期にやらないことといえば、ソーシャルメディアです。なぜなら、ソーシャルメディアは反応が出るまで時間がかかるからです。
最速で100万円を目指すのに、時間がかかることをやってもしょうがないので、即効性のあるチラシ配布を優先に、Googleの口コミ集め、ホームページ制作、PPC広告を進めましょう。
経営はスタートダッシュで決まる
経営の基本は「一点突破・全面展開」であり、スタートダッシュが非常に重要です。初期の段階でダラダラやってしまうと、整体院の経営が軌道に乗らず、結果的に倒産する店舗が多くなっています。
いかに最初に時間とお金を投下し、真剣に取り組むか、僕だったらそういう風にやると思います。この内容は一つの例に過ぎず、正解ではありませんが、開業時の考え方として参考になれば幸いです。
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