整骨院で物販を成功させるコツとは?おすすめの商品も紹介
整骨院で物販を始めることは、さまざまなメリットがあります。ヘルスケア商材を取り扱う卸売業者の中には整骨院向けのカタログを作成しているところもあり、多くの商品から自院のコンセプトに合った商品を選ぶことが可能です。
コンビニ・スーパーのように物販をメインとする施設ではないため、「大きな利益は期待できない」と考える人もいますが、物販自体がデメリットとなることはありません。
この記事では整骨院で物販を行うときに押さえておきたい、利益率など成功するためのポイントやおすすすめの商品について、紹介します。
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整骨院で物販を行うメリット
整骨院での物販を検討している人の中には、「患者さんに押し売りの印象を与えないだろうか」と不安に感じる人が、少なくありません。
しかし実際には、物販は整骨院と患者さんの両方にとってメリットがあります。代表的なメリットを挙げると、以下の2つです。
・施術以外の収入が得られる(客単価が上がる) ・こまめな来院が難しい患者さんへのサポートにつながる |
5人に1人の割合で3,000円分の商品を購入してもらえると仮定した場合、物販を行っていない整骨院と比べて患者さん10人で6,000円多い収入となります。
もちろん経費などが生じるため6,000円すべてが純利益とはなりませんが、物販による収入増は小さなものではありません。
販売にかかる時間は数分で済むため、施術時間を増やす方法よりも時間をかけずに患者さんごとの単価を上げられる点も大きなメリットです。
また、仕事や家庭の事情などで頻繁に通えない患者さんに対して、物販によって来院できない間のサポートも行えます。来院以外のサポートを加えることにより、患者離れが起こるリスクの軽減につながるでしょう。
整骨院の物販で販売できるもの
物販を始めるときに注意しなければならない点が、法的な規制が理由で販売できないものが存在することです。整骨院で販売できるもの・販売できないものは、以下のとおりです。
●販売できるもの ・医薬部外品(一部の湿布など) ・健康食品(サプリメントなど) ・サポーターやコルセット など ●販売できないもの ・医薬品(一般用医薬品および医療用医薬品のすべて) ・医療機器(家庭用医療機器) |
整骨院では、法令で販売が制限されているもの以外であれば、基本的に何を販売しても問題ありません。
ただし、あくまで整骨院に通っている患者さんのサポートを目的としたものに留めましょう。あまりにも無関係で意図が伝わりにくいものは、患者さんに良くない印象を与え、整骨院の利益に結び付きません。
整骨院の物販におすすめの商品
患者さんに喜んでもらえる商品を取り扱うと、売上拡大だけではなく、整骨院のイメージアップにもつながります。施術後のアドバイスを行うときや会計時などに、無理なく紹介できるよう、何を販売するか慎重に検討しましょう。
ここでは、具体的に整骨院の物販でおすすめの商品を3つの視点で紹介します。
●姿勢を改善する商品
整骨院へ通う患者さんの中には、姿勢や背中の不調に悩んでいる人は少なくありません。自宅でのケアとして、難しい知識がなくとも気軽に利用できる日用品を患者さんに提案してはいかがでしょうか。
・骨盤サポートチェア 腰に悩みを抱える患者さんが多い整骨院では、オフィスでも家庭でも使用できる骨盤サポートチェアは高い購買率を期待できる定番アイテムといえます。待合室に設置して使い心地を患者さんに試してもらう方法が効果的です。 10,000円以下の小型で取り扱いやすいものから30,000円以上の高級商品まで種類が豊富であるため、患者さんに合わせた価格帯で用意できます。 ・インソール インソールは座っている時間よりも、立ったり歩いたりする時間が多い仕事に従事している患者さんに、アプローチできる商品です。既製品の他に、在庫を抱えずに済むオーダーメイドタイプの商品も販売されています。 |
●身体の不調にアプローチする商品
チェアやインソールではカバーできない悩みを抱えている患者さんには、他のアプローチ方法を提案しましょう。具体的には、以下の商品が挙げられます。
・関節用クリーム 関節部分へ塗るクリームは、サプリメントのように飲むタイミングを考えなくとも使用できる手軽さが魅力です。成分にこだわったものは1点あたりの販売利益が高いうえ、継続利用してもらえるため、長期的に高い利益率を期待できます。 ・磁気商品 首回りや肩に悩みを持つ患者さんの中には、湿布のにおいが苦手な人がいます。湿布のにおいが苦手な患者さんには、においを気にせず利用できる磁気商品を紹介してはいかがでしょうか。 カラーバリエーションが豊富なものや、おしゃれなデザインの商品が多いため、多くの患者さんに興味を持ってもらえるでしょう。 |
●身体の内側から働きかける商品
身体の内側から働きかけるタイプの商品は、患者さんのみではなく家族で利用できるものが少なくありません。取り扱う商品の選び方次第で定期購入や大量購入につながりやすいため、1点あたりの単価が安くとも高い利益率となります。
・水素水 日常的に飲用できる水素水は、家族全員で飲むことができるため、ケース購入を期待できる商品のひとつです。また味のない水素水は、患者さんの好みを心配する必要がないため、健康食品を取り扱う第一歩として取り扱いを検討してはいかがでしょうか。 ・サプリメント 患者さんの悩みに合ったものを紹介しやすいサプリメントは、リピート率が高いというメリットがあります。錠剤やカプセルが苦手な人向けにゼリータイプもあわせて取り扱うと、より購買率が高くなるでしょう。 |
整骨院の物販を成功させるためのポイント
整骨院に物販を取り入れるときは、「評判の商品」という理由で、安易に多くの商品を仕入れないことが大切です。整骨院それぞれの施術内容や特色に加えて、通う患者さんの傾向によって売れやすい商品は異なります。
ここでは、整骨院が物販で成功するための3つのポイントを紹介します。
さらに詳しい物販のテクニックはこちらから
●POPなどで物販の存在に気付いてもらう工夫する
物販を行っていること自体に気付いてもらえなくては、取り扱う意味がありません。目立つPOPやディスプレイで、プロモーションを行いましょう。
季節ごとにおすすめの商品を変えたり、テーマやキャンペーンを設けて期間限定のPOPを取り付けたりして、「今、買うべき」と思わせることがポイントです。
物販POPのテクニックはこちら
●施術時や施術後に簡単な宣伝を行う
施術時や施術後のアドバイスを行うときに、自然な形で商品を紹介しましょう。施術者が患者さんに、直接商品を紹介することで高い必要性を感じてもらえます。
●試供品や院内設置で魅力を伝える
試供品を用意できるものは、積極的に配布することをおすすめします。チェアや水素水は、待合室の設備として院内で気軽に無料体験してもらう方法が効果的です。
上に挙げたポイントを最大限活かすためには、現状を正確に分析・把握することが不可欠となります。そして、正確な情報に基づいて分析するためには、最新のツールを活用しましょう。
「プロデュース・アクティビスト」が提供する顧客管理・予約システムの「COCKPIT」は、物販の商品選びに活用することが可能です。
顧客管理機能を活用して、患者さんの傾向を把握することにより、ニーズに沿った適切な商品の仕入れや効果的な販売方法の考案に役立ちます。物販で整骨院の売上拡大を目指す経営者は、正確な顧客データの分析が行えるCOCKPITの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
【参考】分析が簡単にできる顧客管理・予約システム「COCKPIT」はこちら↓
まとめ
整骨院が物販で成功するためのポイントは、患者さんや整骨院の特色に合わせて、最適な商品のみを厳選して取り扱うことです。単純にテレビ・雑誌で話題の商品を取り扱うのではなく、正確な集計データに基づいた「患者さんが求めている商品」を販売しましょう。
物販を上手に取り入れると、整骨院の利益率や評判を上げることが可能です。物販を成功させるために、プロデュース・アクティビストの顧客管理・予約システムであるCOCKPITを活用して、患者さんのニーズを分析することから始めてみましょう。