整骨院におけるSNS集客の方法|SNS別の運用ポイントも
整骨院におけるSNS集客は、新規顧客やリピーターの獲得に欠かせません。SNSでの集客は、チラシなど従来の広告手法に比べて、広告費を抑えた効率の良い集客が可能です。しかし、国内で利用されているSNSは多くあるため、それぞれの特徴や運用のポイントを押さえることが必要です。
今回は、整骨院のSNS集客についてわかりやすく解説します。SNS別の運用ポイントや特徴も解説するため、整骨院の集客に悩んでいる経営者の人は参考にしてください。
整骨院の集客にSNSを活用すべき理由
整骨院の集客力を高めたい場合は、SNSの活用が効果的です。整骨院の集客にSNSを活用すべき理由は主に3つあります。
〇無料で使用できる
SNSは基本的に無料で使用できることから、広告費がかかりません。整骨院は個人経営が多いため、広告宣伝費にコストをかけられないという院も多いでしょう。Web集客やチラシ作成には多額の費用が発生しますが、SNSはアカウントの開設後すぐに無料で宣伝をすることが可能です。
〇整骨院のターゲット層にマッチする
下記の表は、平成27年度から令和元年度における、30代から50代のSNS利用率の推移です。令和元年度では30代のSNS利用率は半数以上、50代の利用率も4割近くまで上昇しています。
年代 |
平成27年 |
平成28年 |
平成29年 |
平成30年 |
令和元年 |
30代 |
37.1% |
39.9% |
45.4% |
49.0% |
51.2% |
40代 |
32.9% |
31.2% |
34.9% |
42.3% |
45.6% |
50代 |
13.2% |
17.1% |
27.1% |
28.5% |
38.3% |
(出典:総務省情報通信政策研究所「令和元年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>」/https://www.soumu.go.jp/main_content/000708015.pdf)
30代から50代は、整骨院におけるメインターゲット層です。集客手段としてSNSを積極的に利用することで、メインターゲット層である30代から50代に効率よくアプローチできます。
〇単純接触効果を期待できる
単純接触効果とは、「ザイアンスの法則」とも呼ばれる心理的効果の一種です。人や物事に接触する回数が増えるほど、対象への警戒心が薄れて好意を抱きやすくなるとされています。SNSを上手に利用することで、院や施術者に対する好印象を与えることができ、集客につなげる効果も期待できるでしょう。
【SNS別】整骨院がSNS集客を行う際の運用ポイント
ここでは、整骨院がSNS集客を行う際に効果的な運用ポイントを解説します。SNSにはさまざまなサービスがありますが、どのSNSを利用するうえでも以下の2点は共通して押さえるべきポイントです。
〇各SNSの特性を理解し、自院のターゲット層に合ったものを複数使用する
SNSはサービスによって特性も集客法も異なります。まずは年齢や性別など、自院のターゲット層に合ったSNSを見つけましょう。そのうえで、複数のSNSアカウントを運用するとより広告効果がアップします。
〇SNSでの集客は段階を踏む
SNS集客で大切なポイントは、少しずつ段階を踏んで流れを作ることです。
フォロワーを増やして認知度を高める
↓ こまめな宣伝により来院のきっかけを作る
↓ WEBサイトへの誘導・予約獲得 |
上記のような流れを意識して、少しずつ顧客を増やしていくと良いでしょう。ここからは、主要SNSの特性や運用のコツを紹介します。
Twitterは1投稿につき140文字の制限があるユニークなSNSです。ユーザー層が広く、メインのユーザー層は10代から40代となっています。
Twitterを利用する最大のメリットは、リツイート機能を使用した情報拡散力です。リツイートとは、人の投稿を自分のタイムラインに転載する機能です。リツイートの回数が増えるほどフォロワー以外に情報が拡散するため、成功すれば大きな集客効果につながります。しかし、不適切な投稿が拡散されると「炎上」状態になってしまうため、投稿内容には十分な注意が必要です。
また、Twitterには文字数制限があるため、長文を投稿する必要がありません。SNSの利用に慣れていない人でも気軽に始めやすい集客方法といえるでしょう。投稿を見た人がリツイートで拡散したくなる専門性の高い情報やユーモアを織り込み、親しみやすい投稿をすることが集客アップにつながります。
Instagramは、各SNSの中でも写真や動画などのビジュアル表現を重視したサービスです。メインのユーザー層は10代から20代の若年層であるものの、最近では30代から40代の利用者も増えており、特に女性からの人気は絶大です。
Instagramでは「インスタ映え」と呼ばれるおしゃれで見栄えのする投稿が好まれるため、女性をターゲットとした整骨院のブランディングに向いています。また、整骨院ならではの実用的な投稿でフォロワーを増やす運用方法も効果的です。イラスト画像や動画を活用し、知識やノウハウをわかりやすく提供しましょう。
投稿には「#(ハッシュタグ)」とよばれるキーワードをつけて、フォロワー以外に投稿が届くようにすることも大切です。
Instagramには通常の投稿のほかに「ストーリーズ」と呼ばれる機能があります。ストーリーズは24時間で投稿が消えるという特徴があり、情報をリアルタイムに伝えることが可能です。通常投稿とストーリーズを使い分け、メリハリのある運用を心がけましょう。
Facebookは、SNSの中では珍しく実名登録が基本です。登録者のメイン層は20代から30代であるものの、中高年男性の利用率が高く、整骨院のメインターゲット層にもマッチします。
Facebookは通常の投稿とあわせて「Facebookページ」に整体メニューや店舗の場所、営業時間などを掲載することができます。コンテンツを充実させることで、自院のブログやホームページとして使うことも可能です。
Facebookで「いいね」がついた投稿やコメントは友だちのタイムラインに表示されるため、情報の拡散力も十分です。実名で寄せられた評価や口コミは信頼性が高く、整骨院のように信頼が重要な業種には最適の広告ツールとなります。
LINE
LINEは日本最大のSNSといわれており、ユーザー層は10代から60代までと幅広く、多くの人が利用しているSNSです。
LINEによる集客には「LINE公式アカウント(旧:LINE@)」というサービスを利用します。整骨院のアカウントを友だち登録してもらうことで、クーポンの配布やイベント情報の配信が可能です。そのほかにも、1対1のチャット機能やホームページ作成機能など、充実した機能が利用できます。
LINEを使った集客は、整骨院にとって大切なリピート客の獲得に効果的です。院内に友だち登録のQRコードを設置するなど、積極的に登録を呼びかけましょう。ただし、LINEは新規顧客の開拓には不向きのため、ほかのSNSと併用することをおすすめします。
SNS集客の効果を上げるためには「予約システム」の整備も大切
SNS集客で顧客の獲得に成功したあとは、実際に来院してもらうステップにつなげましょう。来院まで誘導するためには、予約システムの整備が大切です。予約方法がわかりにくい・使いにくいなど、予約システムが整っていなければユーザーが離脱する可能性もあります。
整骨院のSNS集客には、治療院専用の予約システム「COOKPIT」がおすすめです。24時間受付のWeb予約が可能で、SNSを通じて興味を持った患者さんをスムーズに来院に誘導できます。そのほかにも、リマインドメールが送れるなど充実した機能があり、メリットが豊富です。
患者さんにとって親切な予約システムを導入し、集客の効果が高められるようにしましょう。
まとめ
現代において、整骨院の集客にはSNSが欠かせません。SNSを利用すればコストをかけずに効率の良い集客ができるため、自院のユーザー層にマッチしたSNSを利用し、積極的に見込み客を獲得しましょう。
SNS集客から実際の来院につなげるためには、予約システムの整備も欠かせません。治療院専門の予約システム「COOKPIT」は、ネット予約ページから24時間いつでも予約が可能です。SNSの運用と予約システムの導入で集客効果はより高まるため、積極的に導入を検討してみましょう。