【整骨院】休眠患者の掘り起こしに効果的な方法|DM・ハガキの書き方
整骨院の集客には、新規患者の獲得だけでなく、休眠患者の掘り起こしが大切です。しかし、多くの院では新規患者の獲得ばかりに注目し、休眠患者へのアプローチが不足しています。
当記事では、休眠患者の掘り起こしに効果的な方法をわかりやすく解説します。集客につながるDMやハガキの書き方のほか、顧客管理の効率をアップするツールも紹介するため、整骨院の休眠患者の掘り起こしに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
目次[非表示]
【整骨院】休眠患者の掘り起こしに効果的な方法はただ一つ
休眠患者の掘り起こしに使用する広告ツールとして、DM(ダイレクトメール)・ハガキ・LINE・メールなどが挙げられます。
なお整骨院の集客や宣伝には、「チラシ」もよく使われます。チラシは新規集客に有効とされていますが、休眠患者の掘り起こしにはそれほど効果が期待できません。
以下では、休眠患者の掘り起こしに使用できる各種広告ツールの中でも、特に「DM・ハガキ」が効果的である理由を解説します。
なぜ休眠患者の掘り起こしに「DM・ハガキ」が効果的なのか
DMやハガキが休眠患者の掘り起こしに効果的な理由として「自分の名前が書かれている」点が挙げられます。
人間は、自分の名前が書いてあるものはとりあえず確認したくなる習性があります。そのため、宛名の書かれていないチラシ集客と比べて、DMやハガキはじっくり読んでもらえる確率が大幅にアップします。
また、DMやハガキはキャンペーンのお知らせや日頃の感謝だけでなく、季節の挨拶にも使えます。年賀状や暑中見舞いハガキなど、さまざまな機会に送りやすい点もメリットの一つです。
ほかにも、広告費を抑えたり、割引クーポンを付けることで集客効果が高まったりするなど、多くのメリットがあります。定期的にDMやハガキを送って、休眠患者の掘り起こしにつなげましょう。
【シチュエーション別】休眠患者に送るDM・ハガキの書き方
休眠患者に送るDMやハガキは、シチュエーションによって内容を変えましょう。お知らせの反応率を高めるためには、患者さんの心に響くお知らせを出すことが大切です。
ここでは、休眠患者にDMやハガキを送る際に役立つ文例集を、シチュエーション別に紹介します。
単純に休眠患者へ送るとき
○○さま こんにちは、○○整骨院の○○です。 少しずつ春の暖かさを感じる季節となって参りました。 その後、肩の調子はいかがですか? 肩こりは慢性的な症状になりやすく、定期的なケアが大切です。 在宅勤務でパソコンを使う時間が増えると、 肩以外の場所にも影響が出ることもあります。 何か気になる点がございましたら、お気軽にご相談くださいませ。 スタッフ一同、ご来院をお待ちしております。 |
特にお知らせなどはなく、単純に休眠患者にDMやハガキを送るときは、患者さんの悩みに寄り添ったアプローチが効果的です。DMやハガキは印刷したものでも、患者さんに向けたコメントは手書きにすると喜ばれます。
DMやハガキを受け取ったことで「そういえば最近肩に痛みを感じるな」「一回見てもらおうかな」と患者さんに院の存在を意識させる文面を心がけましょう。ターゲットに来院を促すきっかけを与えることで、休眠患者の掘り起こしにつながります。
周年記念のお知らせをするとき
○○さま こんにちは、○○整骨院の○○です。 その後、肩の調子はいかがでしょうか? 当院は○月○日をもって開業○周年を迎えることとなりました。 これもひとえに○○様をはじめ、ご来院くださった皆さまのおかげです。 つきましては、お世話になっている皆さまへ感謝の気持ちを込めて、 キャンペーンを開催いたします。 どうぞこの機会にぜひご利用くださいませ。 スタッフ一同、ご来院をお待ちしております。 |
周年記念のお知らせを送るときは、患者さんの個人名を入れて感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。可能であれば、プライベートな内容を入れるとさらに印象がアップします。
また、周年記念と関連してイベントや割引などのキャンペーンを行うことがおすすめです。キャンペーンとDMとの相乗効果で、より集客力が高まります。
新しい設備・メニューを導入したとき
○○さま こんにちは、○○整骨院の○○です。 寒さも厳しくなり、心身ともに不調が出やすい時期ですが、 その後、腰の調子はいかがでしょうか。 当院ではこの度新しく「EMS施術」を導入しました。 複合高周波EMSを用いて直接筋肉を刺激し、 運動では鍛えにくいインナーマッスルに働きかけることで、 腰痛だけでなく、肩こりなどさまざまな症状の改善につながります。 ぜひこの機会にお試しくださいませ。 スタッフ一同、ご来院をお待ちしております。 |
経営する院に新しい設備やメニューを導入したときは、DMやハガキを送る絶好のタイミングです。患者さんの悩みに寄り添える設備やメニューを導入したことを伝えて、興味を持ってもらいましょう。サービス内容を説明する文章を加えることで、患者さんはメニューをイメージしやすくなります。
また、割引クーポンや特別価格の案内など、DMを受け取った人だけの特別なオファーを付けると、お得感がさらに高まります。
掘り起こし用ハガキDMのテンプレート集
- 暑中見舞いハガキ
- 『料金改定のお知らせ』ハガキ
- 治療モニター募集ハガキ
- 『冬のキャンペーン』ハガキ
- 『誕生日特典』ハガキ
- 『頭痛の日』ハガキ
- 『移転のお知らせ』ハガキ
- 『腰痛の日』ハガキ
- 『骨盤の日(5月28日)』ハガキ
- 『夏のキャンペーン』ハガキ
DM・ハガキの反応率をさらに高めるためのポイント3つ
休眠患者へのDMやハガキは、定型文のお知らせを患者さんに出すだけでは十分な効果が得られません。患者さんへのアピールの機会を有効に活用するためにも、内容やデザインを工夫しましょう。
ここでは、DMやハガキの反応率を高めるために、集客戦略のポイントを3つ解説します。
休眠患者を分類し適切な内容にする
休眠患者を属性ごとに分類すると、お知らせの内容を決めやすくなります。分類の方法はさまざまですが、性別・年齢・お悩みなど複数の分類を組み合わせることで、内容のバリエーションが広がります。
休眠患者の分類例は、下記のとおりです。
・来院しなくなってからの期間 ・来院の頻度(リピート率) ・お悩みの部位 ・年齢や性別 ・自宅や職場の地域 |
DMやハガキを送る際に特に工夫したい点は、最終来院からの期間です。例えば、前回の来院から3ヶ月程度でのお知らせの場合は、前回施術した場所のメンテナンスがおすすめです。
しかし、来院から5年以上経っている場合は、年齢を重ねることで体の悩みも変化しています。休眠患者にDM・ハガキを送る場合は、過去の患者情報もしっかり記録して、リスト化しておきましょう。
患者さんの情報を含める
DMやハガキには、その患者さんならではの情報を含めましょう。症状の話だけでなく、来院時に患者さんが話していた世間話を含めることもおすすめです。患者さんのパーソナルな情報を含めることで「自分のことを覚えていてくれた」「自分に向けてメッセージを書いてくれた」という特別感が伝わります。
メッセージの反応率をより高めるためにも、日頃からカルテにその日の会話内容をメモしておくことがおすすめです。
先生の顔写真や似顔絵を入れる
DMやハガキには、先生の顔写真や似顔絵を入れましょう。しばらく来院していなくても、先生の顔写真や似顔絵を入れることで、患者さんが思い出してくれるきっかけとなります。また、文章だけでなく写真やイラストが入ると親しみを感じやすくなり、反応率アップに効果的です。
休眠患者の掘り起こしには、さまざまな工夫が有効です。しかし、DMやハガキを送るためには、顧客管理が行われていなければなりません。
整骨院専門の集客改善ツール「COCKPIT」は、数字やパソコンが苦手な人でも簡単な操作で顧客管理ができます。多くの患者さんの情報を分析し、集客率を高めるためにも、ぜひ「COCKPIT」の導入をご検討ください。
まとめ
休眠患者の掘り起こしは、整骨院にとって大きな悩みの一つです。LINEやメールなどさまざまな集客方法がありますが、DMやハガキでのお知らせはもっとも反応が期待できます。
患者さんの興味を引くためには、内容やデザインに工夫が必要ですが、もっとも大切なことは顧客管理です。
整骨院専門の集客改善ツール「COCKPIT」は、面倒な顧客管理を一元化し、集客アップの効率を大幅に高めます。休眠患者の掘り起こしをはじめ、マーケティングにも役立ちます。ぜひ当記事で紹介した内容とともに、「COCKPIT」を利用してみてください。