整骨院は差別化が必須|2つのポイントと4つの集客方法
整骨院の経営者の中には、他院との差別化に悩む人も多いでしょう。患者さんから選ばれる整骨院を目指すためには、他院との差別化を図り集客力を上げることが必要です。
しかし、整骨院が置かれている状況や差別化が求められる理由を理解できていなければ、具体策を講じても集客力を高めることは難しいでしょう。
今回は、整骨院に差別化が求められる理由を解説します。差別化で重要なポイントや効果的な集客方法も解説するため、差別化を図りたいと考えている人は参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.整骨院に差別化が求められる理由
- 2.整骨院が差別化を図るうえで重要なポイント
- 2.1.ポジショニング戦略を意識する
- 2.2.コンセプトを明確にする
- 3.整骨院が差別化を図るために効果的な集客方法4選
- 3.1.チラシ
- 3.2.SNS
- 3.3.Googleマイビジネス
- 3.4.ホームページ
- 4.差別化を図るときはプロに相談しよう
- 5.まとめ
整骨院に差別化が求められる理由
現代において、柔道整復師の数は大きく増加し飽和状態となっています。柔道整復師の資格を活かして整骨院を新規開業する人も多く、整骨院の数はコンビニよりも多いことが特徴です。
下記は、平成30年度の柔道整復師数と柔道整復の施術所数をまとめた表です。
柔道整復師数 |
73,017人 |
柔道整復の施術所数 |
50,077件 |
(出典:厚生労働省「平成30年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/eisei/18/dl/gaikyo.pdf/)
一方で、経営状況の悪化や患者さんの争奪戦が激しいこともあり、経営難が原因で廃業する整骨院も多く見られます。賃料や人件費などの維持費用を賄えるだけの売上が期待できなければ、経営を続けることはできません。
競争が激化する柔道整復師業界において、整骨院が生き残るためには他院との差別化が必要不可欠です。差別化に力を入れることで、患者さんは自分に合った整骨院を選びやすくなります。
整骨院が差別化を図るうえで重要なポイント
整骨院が差別化を図るためには、効果を高めるポイントを知ることが大切です。他院との差別化を目的に、思いつくままに対策を講じたとしても十分な効果は得られません。
ここでは、差別化のために押さえておきたいポジショニング戦略とコンセプトについて解説します。
ポジショニング戦略を意識する
ポジショニングとは、他院にはない独自性を出して患者さんにアピールすることです。周辺地域に複数の整骨院があると、独自性が不明確な整骨院は存在感が薄れてしまいます。多くある整骨院の中から自院を選んでもらうためには、ポジショニング戦略を意識しましょう。
ポジショニング戦略においては、「スポーツ障害改善なら○○整骨院」など自院の強みを明確にすることが重要です。ホームページや広告に施術実績を記載することで、患者さんは自分にメリットがある整骨院を探しやすくなります。ただし、法律違反とならないよう広告規制には注意が必要です。
差別化を図るためには、周辺地域にある整骨院の営業時間や料金を把握したうえで、ポジショニングを決めましょう。
コンセプトを明確にする
ターゲットとなる患者さんを明確にしてコンセプトを決めることで、差別化のために何をすべきかイメージしやすくなります。自院のコンセプトを明確にするためには、下記の内容を検討してみましょう。
・ターゲット層に合わせた施術メニューを考える ・必要な設備や機器を導入する ・内外装を工夫して独自性のある雰囲気を作る |
万人受けする整骨院のほうが集客につながると思う人は少なくありません。しかし、コンセプトがはっきりしていないと院の魅力が伝わらず、集客効果が下がります。差別化を実現するためには、性別・年齢・悩みなどからターゲット層を具体的にイメージすることがポイントです。
整骨院が差別化を図るために効果的な集客方法4選
多くの患者さんは、整骨院を選ぶために複数の院を比較します。そのため、患者さんに選ばれるためには集客の段階で他院との差別化を図ることが大切です。
ここからは、他院との差別化を図るために効果的な集客方法を4つ紹介します。集客方法の特徴や差別化につながる理由をチェックして、広告宣伝に役立てましょう。
チラシ
広告宣伝の定番といえるチラシは、中高年をターゲット層とする整骨院との相性がよい集客方法です。
新聞折込チラシは、新聞を定期購読している中高年層の目に留まりやすくなります。インターネットの活用頻度が少ない人にも、自院の存在や魅力をアピールできるでしょう。地域を細かく設定できるポスティングも効果的です。
ただし、他のチラシに紛れてしまわないよう、見た目の印象も考慮してデザインやカラーを考える必要があります。独自性やコンセプトがしっかり伝わるチラシ作成を意識しましょう。
SNS
SNSを使ったWeb集客は、ターゲット層を絞り込んで自院の魅力を伝えられます。また、SNSを見た患者さんから家族や友人に情報がシェアされやすい点も魅力です。
特にSNSの利用頻度が高い若年層をターゲットとするときは、集客効率が上がります。投稿への反響やアクセス解析の分析をもとに、今後の投稿内容の検討や運用改善に役立てることも可能です。
ただし、SNSの種類によってユーザーの年齢層やニーズが異なります。それぞれの特徴を理解したうえで、自院のコンセプトに合うSNSを活用しましょう。
Googleマイビジネス
Googleマイビジネスは、Google検索でヒットした店舗情報をナレッジパネル(情報ボックス)に表示できる無料集客ツールです。
周辺地域で整骨院を探したいと思った人が、「○○(地名) 整骨院」でGoogle検索すると、Googleマイビジネスを活用している院情報が表示されます。
他院との差別化を図るためには、住所や電話番号などの基本情報だけでなく、紹介文や口コミなど魅力が伝わる内容を多く盛り込むことがポイントです。
ホームページ
ホームページ集客では、整骨院の情報や魅力を具体的に伝えることができます。施術内容や料金だけでなく、アクセスや予約方法など集客につなげる導線を作りやすい点もメリットの1つです。
ホームページは自院でも制作できますが、ホームページデザインによっては集客が上手くいかないこともあります。自院でホームページを制作するときは、他院との差別化を図るために以下のテクニックを取り入れてみましょう。
・コンセプトに合わせてカラーを選ぶ ・ターゲット層が読みやすいフォントを選ぶ ・患者さんのメリットとなる情報はトップページに表示する ・テキストで伝わりにくい内容は画像やイラストを使う |
差別化を図るときはプロに相談しよう
整骨院の差別化を図るためには、集客・経営改善に特化したプロのコンサルに相談することがおすすめです。
「プロデュース・アクティビスト」では、ホームページ制作と更新が簡単にできるサービスや、アクセス増加につながるサービスを提供しています。プロデュース・アクティビストが提供するサービスは、以下の通りです。
○ホームページ制作システム「セルフル」 セルフルは、ホームページの制作から編集までを簡単に行えます。作ったホームページの添削やSEO対策も行っているため、スムーズに集客効果を高めることが可能です。常に最新機能へのアップデートが行われます。 ○患者管理・予約システム「COCKPIT」 COCKPITは、リピート率・単価・LTV(顧客生涯価値)・施術スタッフ別分析などの数字計測を行うシステムです。24時間Web予約に対応しているため、新規集客が期待できます。 |
プロデュース・アクティビストの魅力は、整骨院の差別化と管理業務の効率化を同時に目指せる点です。差別化の実現や患者さんから選ばれる整骨院の経営を目指したい人は、プロデュース・アクティビストに相談してみましょう。
まとめ
整骨院がこれからの経営で生き残るためには、ポジショニング戦略とコンセプトの明確化を意識しながら、他院との差別化に力を入れることが大切です。
整骨院が差別化を図るために効果的な集客方法には、チラシ・SNS・Googleマイビジネス・ホームページがあります。より他院との差別化を図りたいときは、プロへの相談がおすすめです。
集客・経営改善に特化したプロデュース・アクティビストのサポートを受けながら、差別化の実現を目指しましょう。