整骨院のリピート率を改善!中問診の見直しで途中離脱を回避
整骨院経営の安定化を図るには、新患獲得だけではなく、リピーターを増やすことが重要です。もし患者さんがなかなかリピートしない、5回目・6回目になると途中で離脱してしまうといった方は、正しい中問診ができていないのかもしれません。
そこで、今日は「リピート率を劇的に改善する中問診のやり方」について話をしていきたいと思います。途中離脱が多くてリピート率が上がらない先生は、この記事を参考に通いたくなる整骨院を目指しましょう。
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中問診は離脱が起きやすい期間で実施
問診と聞くと、身体の状態や痛みを把握するために、新規の患者さんに対して行うイメージがありますよね。中問診とは、3回目、5回目、10回目‥といった離脱が起きやすいポイントの「途中に挟む問診のこと」を指します。
そもそも離脱の多い先生は、初回はしっかり問診・検査を行うものの、2回目以降の問診はやらなくなってしまいがちです。施術をしながら会話のなかで状況を聞くだけでは、どうしてもリピート率は上がりません。
途中離脱を回避するためにも、ベッドではない場所で再度問診を挟み、患者さんの身体の状態や話を聞く時間を設けましょう。
中問診は改善点の振り返りが大切
中問診のポイントとしては、最初に書いてもらった問診票を見せながら行うことです。初回来院時にあった症状を一緒に振り返り、「こちらの状況は、今いかがですか?」と1つ1つ確認しましょう。
この問診の最大の効果は、患者さん自身が「改善箇所をきちんと実感できる」点にあります。
というのも、患者さんは徐々に症状が良くなってくると、まだ痛みのある部分にばかり目がいってしまいがちです。初回時より確実に症状は良くなっているのに、良くなった部分にフォーカスできていません。
そのため、中問診でもう1度初期の症状を振り返ることにより、「まだこの辺は痛いですが、その症状はだいぶ楽になってます」と改善点の気づきになります。通院のモチベーションを保つためにも、患者さんの自己理解を深めることが重要です。
経過を共有し、患者さんの不安を解消する
患者さんのなかには、3回目、5回目といった短い期間では、痛みが良くなっていない人もいるかと思います。そういった人達に向けて、あとどれくらいで症状が良くなるのか、もう1度中問診の場で伝えましょう。
良くなっていく過程においては、その人の状態や症状によってもパターンが異なるかと思います。例えば、次のようなものがあげられます。
1.比較的に早く良くなりやすい人
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2.効果を実感するまでに時間がかかりやすい人
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3.普通の人
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これらのようにパターンがあることをきちんと説明し、慢性症状のような改善までに時間がかかる人に対しては、可動域や骨盤などの変化から身体は着実に良い方向に進んでいることも忘れず伝えてください。
また、患者さんは施術中だと話しにくいこともあります。中問診で話せる場を作り「こういう計画で施術を進めていこうと思うのですが、他に聞きたいことはありますか?」と患者さんの言葉を引き出しながら、不安を解消していくことが大切です。
中問診は信頼関係を築くのに役立つ
中問診で会話をしていると、患者さんはやりたいことや目標を正直に答えてくれるようになります。
たまに問診票のなかで「症状が良くなったら何をしたいですか?」といった質問項目を見かけますが、信頼できるかもわからない先生に対して、初回時に自分をさらけ出せる患者さんは少ないでしょう。
患者さんと本当の信頼関係を築くには、繰り返しコミュニケーションを取ることが大切です。自然とやりたいことを話してくれるようになったら、症状が改善したあとの次のゴールも作りやすくなります。
正しい中問診で2回目以降のリピート率をアップ!
今日は、リピート率を改善するための「正しい中問診のやり方」について解説いたしました。
まとめると、
- 初回の問診票を見せながら、ビフォーアフターを実感できるようにする
- 症状の改善にはパターンがあることを伝え、自己理解を深めてもらう
- 聞きたいことや疑問点はないか、不安な気持ちを全て吐き出してもらう
このような中問診ができれば必ずリピート率は上がり、離脱率が減って売上も伸びていきます。患者さん自身も症状の改善に向けて、通院を頑張ろうと思えるでしょう。
身体の状態が良くなる前に患者さんが離脱してしまう先生は、ぜひ今日ご紹介した中問診を取り入れてみてください。
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