整体院を開業するならテナント?マンション?物件選びのポイント
整体院を開業するにあたり、テナントにするか、マンションにするかは悩みどころです。選ぶ物件によって立地や家賃、集客効果が大きく変わるため、どのように選べばいいのか悩む先生も多いのではないでしょうか。
まず物件選びのポイントとして、「自身の資金状況」「自分が対象とする患者さんをどのように絞っていくのか」、この2つを軸に考えます。この記事では大事な「立地の選び方」についても解説しますので、物件で迷っている先生はぜひ参考にしてください。
目次[非表示]
- 1.資金状況から考える
- 2.対象に合わせた物件を選ぶ
- 3.開業時の立地の選び方
- 4.家賃と立地の考え方
- 5.まとめ
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資金状況から考える
現在、あなたはどれくらいお金をお持ちですか?
整体院を開業した後は、自分の生活費に加え、広告費や家賃などさまざまなお金が毎月かかります。そのため、開業時は仮に売上が0であっても耐えられるように、半年分ほどの資金が残っている状態がベストです。
まずは、月々にかかる費用を計算しましょう。
<例>
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手持ちの資金から、6ヶ月分のランニングコストを差し引きした金額で開業準備が収まるのであれば、「テナント」がおすすめです。
しかし、上記であげたように140万だった場合、ベッドなどの備品を始め、集客に必要なホームページ制作、物件の取得、内装の改造‥といろいろなものを揃えるとなると、かなり厳しいのが現状でしょう。
なので、開業準備に使える資金に無理があるなら、テナントよりもマンションの方が向いています。
対象に合わせた物件を選ぶ
資金状況のほかに、物件を選ぶポイントとして「対象をどうするのか」も非常に重要です。同じ整体院であっても、幅広い症状を対象にしているのか、特定の症状に特化して専門性を出していくのかによっても物件の選び方は変わります。
例えば、肩こりや腰痛など広く浅く、さまざまな症状の患者さんに来てほしいなら利便性の良さは欠かせません。一方、専門特化した悩みの深い患者さんであれば、利便性の高くないマンションタイプでも集客はできます。
広く浅く悩みがライトな患者さん = 利便性の高いテナントの方が選ばれやすい |
膝の痛みを専門にしているのに、歩くのが大変な階段がある物件だったら集客は厳しくなってしまいますよね。このように、対象をしっかり決めてから物件を選びましょう。
開業時の立地の選び方
整体院を出店するにあたって、ライバルが「多い地域」か「少ない地域」かも迷うポイントだと思います。
開業の立地に関しては、こちらの記事でも解説していますが、
大きな駅の隣にある小さな駅での開業は、集客に苦労するので避けましょう。なぜなら、大きな駅の隣にある小さな駅のエリアにいる人達は、整体院に限らず美容室やネイルなど、何かを探すときには隣にある大きな駅で検索するからです。
また、「人口の多い地域で開業」=「ライバルが多い」ので、必ず専門特化すると覚えておいてください。今や全国どこでも利便性の高い駅前や感染道路沿いといった人口の多い地域には、大手整体院・整骨院グループが出店しています。
そういったなかで駅前から少し離れたようなマンションタイプで開業する場合、「それでも行こう」と思える理由が必要になります。
もし、駅前の利便性が高くてキレイで安い整体院・整骨院よりも、専門性や明確な売りが打ち出せないのであれば、利便性の良い大きな駅を商圏にするのは厳しいでしょう。そういった先生は、田舎やライバルが少ない地域を検討してください。
家賃と立地の考え方
選ぶ立地によって家賃は大きく変わりますが、家賃と広告費には相関関係があるのをご存知でしょうか。
一般的には「家賃の安い立地」=「利便性が低い」ことから、そこまで足を運ぶ決断をしてもらうために、より多くの広告費が必要になります。そのため、駅前より駅から離れた立地で開業した方がCPA(1人あたりにかかる集客コスト)は上がる傾向です。
対して、家賃の高い物件は広告費が少なく済む傾向にあります。なぜなら、「利便性が高い」=「それだけ多くの人に選ばれやすい」からです。
家賃が安い→広告費が高い傾向 |
広告費と家賃を合わせた金額で見ると、実はどちらも大差はありません。
なので、集客活動が得意なら家賃の安いエリア、集客に不安があるなら多少家賃が高くても、立地の良いエリアで開業した方が集客は楽になります。
まとめ
いかがでしたか?
このように自分の強みや得意・不得意に合わせて開業する場所を決めることが大切です。
- 自身の資金状況
- 誰を対象した整体院なのか
- ターゲット像を明確にする
- 集客の得意・不得意でエリアを考える
単純にライバルが少ない地域や、テナントの方が良いなどというわけではありません。今日ご紹介したことを参考にしながら、開業する場所・立地を決めてみてください。
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