整体院・整骨院のチラシ作成|初心者が自作するための手順とコツ
より多くの人に自分の整体院・整骨院を宣伝できるチラシは、オフライン集客としてまだまだ有効です。ネット広告より反応が早く、特に開業したての頃は欠かせない存在ですが、いざやろうにも何から始めたらいいのかわからない方も多いでしょう。
始めにチラシ制作で大事なことをお伝えしておきますが、1回で当てようと思わないことです。
そこで、今日はチラシ作りの「手順」や「考え方」、「制作時のコツ」から「印刷部数」についてまで全てお教えします。初めてのチラシ作りで困っている先生も、この記事を参考に進めてみてください。
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誰を対象にするのかターゲットを決めよう!
整骨院・整体院・鍼灸院など治療院のチラシ作りにおいて、最初に決めなくてはいけないのが「ターゲット」です。誰を対象にするのかを明確にしないと、誰の心にも響かない訴求の弱いチラシになってしまいます。
ポイントとして、まずは肩こり・腰痛・膝痛・首こりなど、「よくある悩み」からチラシを作るのがおすすめです。チラシ集客はインターネット広告と違い、基本的に配布する人を選べません。
一戸建てや、マンションだけにといった配布も可能ですが、一般的には絨毯爆撃のように無差別に配布するスタイルになりますよね。
そうなると、めまいや自律神経失調症などの症状よりも、より悩んでいる人の割合が多い症状をターゲットにした方が反応が出やすくなります。
チラシの構成を考える
対象者が決まったら、今度はチラシの構成を考えていきます。片面よりも両面の方が高い反応が期待できるので、両面チラシで構成を考えていきましょう。
このとき、自分の頭の中だけで構成を考えるのは絶対にNGです。このやり方で作ると確実に上手くいきません。
反応の良いチラシを作るためには、すでにあるチラシの構成を真似るのがポイントです。見つけ方としては、Googleの画像検索で「整体院 チラシ」「整骨院 チラシ」などで検索してみてください。
その中から、自分が患者さんの立場になったときに、「このチラシが入っていたら行くな」と感じるものをチョイスしましょう。あとは、それと全く同じ構成で作ればOKです。
このとき、「キャッチコピー」や「文章」をそのまま真似すると著作権侵害のリスクがあるためNGです。全体の流れ、電話番号のサイズ、写真の配置、地図の入れ方、色使いなどを参考にすることは問題ありません。
ただし、整体院・治療院の広告表現には規制があるため、法律を守った範囲で制作しましょう。
それでも、どのような内容を入れたらいいのか迷ってしまう人は、以下の記事も参考にしてみてください。
下書きをする
構成が完成したらA4の紙を用意し、ここに写真、ここにこれくらいの大きさのキャッチと手書きで良いので下書きしてみましょう。何でもそうですが、チラシ制作も下ごしらえが大切です。
誰を対象にするのか、どういう構図でどういったキャッチコピーにするのか、どこに写真を配置するのかなどをしっかり作り込んでください。下書きができたら、WordやExcel、PowerPoint、Canvaなど自分の好きなツールで清書しましょう。
綺麗にデザインするなら外注する
もしパソコンが苦手だったり、デザインを綺麗に作りたいという方は、「ココナラ」に外注しましょう。「ココナラ」は、プロやセミプロのデザイナーが登録しているサイトで、誰でも簡単にチラシ制作が依頼できます。
このとき、注意してほしいのが、デザイナーの力量だけに頼り切ってしまうとなかなか上手くいかないので注意してください。
思い通りのチラシを作るためにも、キャッチコピーや写真の構図、色合いなど、しっかり指示が出せるような状態まで下ごしらえしてから依頼しましょう。
ネット印刷を活用する
チラシが完成したら次は印刷ですが、実店舗の印刷屋にお願いするより「プリントパック」や「ラクスル」といったネット印刷を活用するのがおすすめです。
少しでもコストを抑えたい人は、納期を遅くすることで費用を抑えるといった方法もあるので、急ぎでない人は検討してみると良いでしょう。
最初は3,000枚〜5,000枚で印刷する
印刷を依頼する際は、まずは3,000枚〜5,000枚で発注するのがベターです。大量に印刷した方が1枚あたりの単価は安くなるものの、最初から大量に印刷してしまうと反応が悪かったときに無駄になってしまいます。
最初はテストとして3,000部、多くても5,000枚くらいから始め、以下を基準に当たりチラシの判断をしましょう。
ポスティング 0.1%(1,000枚配布で1人反応) |
万枚印刷を依頼するかどうかは、この反応率をクリアできるチラシだと分かってからにすると失敗を回避できます。
必ずテストを行う
チラシ集客を行う際は、必ずテストを行ってください。当たるかわからないものを1万部以上刷って撒き続けるよりも、どうせだったら反応の良いチラシを配りたいですよね。
ポスティングの効果を高めるためにも、配布した枚数に対してどの程度反応があったかきちんと明確にすることが重要です。
1回で当てようと思うのはNG
最後にチラシ制作で大事なポイントをお伝えすると、1回で当てようと思わないことです。初めて作ったチラシで 0.1%以上の反応があった場合、それはまぐれに過ぎません。
ほとんどの先生は、何度かテストを繰り返した末にやっと反響率の基準値を超える「当たりチラシ」が完成します。
最初は反応が悪くても、キャッチコピーを変えてみたり、肩こりから訴求を腰痛に変えてみたり、2〜3回は修正を加えることを前提に作り始めましょう。
改善を繰り返すことが最大の近道!
いかがでしたか?
初めてのチラシ作りで自作するための手順とコツをまとめると、
- まずはどんな患者さん向けに配布するのか対象を決める
- 構成は自分で考えずに、Googleの画像検索を活用して真似をする
- 構成が決まったら、手書きでOKなので下書きする
- 下書きができたら、外注or自分で作る
- 最初の印刷は小ロットで(3,000〜5,000部ほど)
- テストを行い配布する
チラシを制作する際は、「何回か失敗を繰り返したうえで基準を超えるチラシができる」と最初から分かっていれば怖くありませんね。決して1回で当てようなんて思わず、改善を繰り返すことこそが効果最大化への近道となります。
ぜひ、今日ご紹介した手順を参考に集客効果の高いチラシを作成してください。
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