整骨院の完全自費移行|絶対に失敗しない3つの手順
「完全予約制の完全自費に移行したいしたいのですが、どんな順番で進めればいいですか?」
このような質問をいただきました。
自費診療に移行すると、客単価が高くなったり、保険請求作業が不要になったりと多くのメリットがある反面、既存顧客を失うリスクもあるので注意が必要です。
そこで、今日は自費診療に移行する際に失敗しないための3つの手順をご紹介します。まず、技術面は問題がないという前提でお話を進めます。そのうえで、 集客に関する課題をどう解決するかが重要なポイントです。
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STEP1.完全自費のホームページを作る
最初に取り組むべきは、完全自費専用のホームページを作成することです。ホームページには、保険診療に関する記載は一切しないようにし、自費メニューのみを載せます。
現在は保険診療も行っている状態かもしれませんが、 移行の第一歩として「自費」に特化した情報発信を始めることが最初のステップです。
STEP2.PPC広告をかける
自費メニューのみを記載したホームページができたら、次にPPC広告(リスティング広告)を活用します。この広告を通じて自費患者を集め、 1人当たりの獲得単価を5,000円以下に抑えられるよう、ページ改善と広告調整を繰り返しましょう。
集客を安定させるために、 広告運用の精度向上も重要です。
STEP3.院の仕組みを変える
自費患者の予約が少しずつ増えてきたら、 院内の診療体制を変更していきます。具体的には、 週に1回、完全予約制・完全自費の患者だけを受け入れる時間を作ることから始めてください。
例えば、 「毎週水曜日の15時以降は完全自費の患者さんのみ」 というように、自費患者を優先する枠を確保します。この時間を徐々に増やし、最終的には毎日午後は完全自費のみといった時間にしていきます。
保険診療の時間を減らす
自費患者が安定して増え利益も残るようになってきたら、 保険診療の時間を段階的に減らす方向に進めていきましょう。例えば、 保険診療は「月・水・金の午前中のみ」と限定し、最終的には、「月曜と金曜の午前中のみ」というように縮小していきます。
半年ほどかけて、徐々に完全予約制・完全自費の整骨院へと移行することで、失敗のリスクを抑えることができます。この方法は、 無理なく利益を増やしつつ、保険診療から自費診療へ移行する最も安全な手順です。
完全自費・完全予約制への移行時の注意点
急激な変化は失敗のリスクが高まります。完全自費・完全予約制へ移行する際には、次の点にも注意しましょう。
既存の保険患者には特別料金を設定する
保険診療の時間が減った後でも、昔から通っている常連の保険患者が数名残ることがあります。そういった患者さんに対しては、 保険を使わない自費の中で特別料金を設定してあげましょう。
この特別料金は、これまで保険で支払っていた料金に近い価格にして、「他の患者さんには内緒ですよ」と伝えることで感謝の気持ちを示しつつ、負担を減らして対応できます。
最終的にその患者さん達が離脱すれば、完全に自費化された体制になります。
急に完全自費に移行するのはNG
保険診療から完全自費に一気に切り替えると、 悪い評価がつき、集客が厳しくなるケースが多いです。保険患者と自費患者では求める対応が異なるため、対応を変えないとリピート率が下がることもあります。
完全自費に移行する際は、患者層が変わり、必ず対応のズレが生じるので、徐々に移行することが大切です。
段階的な移行を徹底しよう!
完全自費・完全予約制への移行は、 半年ほどかけて徐々に進めるのがベストです。その間に、 新しい患者層に合わせた対応の仕方を学び、少しずつシステムを変更することで、スムーズに成功する自費診療体制へ移行できます。
今回のご紹介した方法は、リスクが少なく効果的な手順なので、ぜひ完全自費・完全予約制に変えたい人は段階的な移行を試してみてください。
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