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整体院のネット予約導入で新規数が減る?その原因と対策
整体院の集客を強化するために、ネット予約を導入する院が増えています。しかし、稀に「ネット予約を導入したら新規の患者数が減ってしまった…」という悩みを抱える院もあります。
本来、ネット予約は利便性を高め、患者数を増やす効果が期待できるはずなのに、新規の数が減ってしまうのはなぜでしょうか?
今回は、その原因と具体的な対策について解説していきます。
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予約枠の空き状況が原因
整体院にネット予約を導入したのに、新規の数が減ってしまう原因として、「予約枠の空き状況」にあります。とくに、予約が埋まりすぎている場合、新規患者が予約を取りにくくなり、結果として来院を諦めてしまうことがあるためです。
多くの新規患者は「できるだけ早く施術を受けたい」と考えています。少なくとも、今日が無理でも明日・明後日くらいには予約が取れるのが理想です。
しかし、いざネット予約を開いてみると、「×」ばかりで空きがほとんどない状態だとどうでしょう?
「予約できないなら、他の整体院を探そう」となってしまうのが普通です。
ネット予約は導入しない方がいい?
では、「ネット予約は導入しないほうが良かったのか?」というと、決してそうではありません。
予約を自動化することにより、電話対応や受付業務の手間が減ることで施術に専念できます。さらに、患者さんにとっても24時間いつでも手軽に予約ができるため、利便性が上がって満足度が向上しやすくなります。
このことから、ネット予約の導入はサービスを提供する側・利用者側の双方にとって大きな利点があり、活用した方が得られるメリットは圧倒的に多くなります。
対策:ネット予約は「既存患者のみ」に限定する
予約が数日先まで埋まっていて新規患者が取りづらい場合は、ネット予約のURLをホームページから削除し、既存患者のみに案内すると良いでしょう。
具体的には、ホームページには「電話」と「LINE」のお問い合わせのみを掲載し、新規患者とは直接やり取りをする形にします。こうすることで、患者さんの悩みや希望を聞きながら、数日後の予約を提案しやすくなります。
一方で、既存患者には「次回からはこちらで予約できます」と伝え、ネット予約のURLを個別に案内します。このように対策すれば、利便性を維持しつつ、新規の取りこぼしを防ぐことができます。
繁盛院はポータルサイトの活用に注意
直近2〜3日の予約がすでに埋まっている整体院の場合、ポータルサイトを活用しても新規集客につながりにくいため、導入を急ぐべきではありません。ホットペッパービューティーやEパークなどのポータルサイトは、即時予約が取れることが前提の仕組みになっています。
とくにホットペッパービューティーは、当日予約が可能な店舗を優先的に上位表示する傾向があり、予約が埋まりやすい整体院にとっては活用しても無駄になる可能性があります。
そういった繁盛院の場合先に必要なのは、予約枠を確保すること。時短施術の導入や料金の見直しで枠を増やし、それでも空きがある状態になってからポータルサイトを活用すると、より効果的な集客につながります。
「時短のテクニック」や「失敗しない値上げ方法」について詳しく知りたい方は、以下を参考にしてください。
ネット予約は導入のタイミングが重要
当社が提供する治療院向けの予約システム「コックピット」のデータでも、導入直後に新規患者数が10〜20%増加するケースが多く見られます。そのため、予約枠に余裕があり、集客を強化したい整体院は早めに導入すべきです。
また、予約システムを導入すれば、ネット経由での予約が増え、電話やLINE対応の手間が減るため、施術に集中しやすくなります。
一方で、すでに予約が埋まっている整体院は、新規向けではなく既存患者の利便性向上のために活用すると良いでしょう。
最近ではホットペッパービューティーでも鍼灸の予約が可能になり、導入を検討する院も増えていますが、自院の状況を見極めて判断することが大切です。
また、ネット予約は、ほとんどの場合新規増加につながりますが、すでに繁盛している院では逆に新規が減るリスクも0ではありません。新規患者を逃さないためにも、まずは新規枠を確保し、導入のタイミングを見極めましょう。
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