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治療院経営を成功に導く「正しい失敗」のやり方


繁盛する治療院を目指すなら、まずは月商100万円を目標にする先生が多いのではないでしょうか。成功への近道は、世の中にある情報を「調べて真似する」こと。そして、失敗を恐れずに試行錯誤することです。


広告やチラシの活用法は、動画や他の記事でも解説しているため、本記事では大切な「心持ち」の部分についてお話します。同じ方法を実践しても、繁盛する人とそうでない人の違いは、経営に対するマインドセットにあるので、早く黒字化を目指している先生はぜひご覧ください。


目次[非表示]

    1. 0.1.▼今回の記事を動画で見たい方はこちら
  1. 1.「早く・細かく・小さく」失敗することが成功の近道
  2. 2.「失敗の予算化」で最速成長!成功のための戦略的チャレンジ
    1. 2.1.当たる施策を「探す」のではなく、試して「当てる」
    2. 2.2.失敗の規模を徐々に大きくする
  3. 3.「失敗を前提にした計画を立てる」こと
  4. 4.「失敗したらどうする?」次の一手を事前に準備しよう!
  5. 5.まとめ

▼今回の記事を動画で見たい方はこちら


「早く・細かく・小さく」失敗することが成功の近道


開業したばかりの先生に覚えておいてほしいのは、「早く・細かく・小さく」失敗することです。

繁盛院になるまでに、一度も失敗せずに成功した人はいるでしょうか?


答えは「NO」です。
失敗は成功への必要なプロセスであり、それなしに成長することはできません


大事なのは、悩む時間を減らし、素早く行動し、小さな失敗を重ねながら進むこと。そうすることで、最短距離で繁盛院へとたどり着くことができます。


「失敗の予算化」で最速成長!成功のための戦略的チャレンジ


早く繁盛院を作るためには、細かい失敗を繰り返しながら進むことが重要です。ただし、大きなリスクを取るのではなく、「失敗の予算化」を意識しましょう。


「失敗の予算化」とは、自分がどれくらいの失敗なら耐えられるかを把握し、その範囲内で積極的にチャレンジすることです。


例えば、「毎月3万円まで失敗できる」と決めたら、ヘッダー画像の外注・変更やポータルサイトの登録など、予算のなかで1万円のチャレンジを3回行います。この失敗を前提にした行動こそが、成功への最短ルートです。


当たる施策を「探す」のではなく、試して「当てる」


どの集客方法が効果的かは、地域や状況によって異なります。PPC広告が成功する人もいれば、チラシに失敗して地域のフリーペーパーが当たる人など、人によってさまざまです。


このとき、成功する方法を「探す」のではなく、すべて試して「当てる」というマインドセットが大切です。


失敗の規模を徐々に大きくする


開業初期は1万円の失敗が限界かもしれません。しかし、売上が上がるにつれ、より大きな金額を失敗に投資できるようになります。


例えば、月商150万円になれば、5万円の失敗は大きなダメージにはなりませんよね。このように「失敗の許容範囲」を広げていくことで、成長スピードをさらに加速させられます


「失敗を前提にした計画を立てる」こと


治療院経営で成功するためには、ただ行動するだけでなく、「計画を立てる」ことが必須です。そして、その計画には失敗を前提として組み込んでください。


計画を立てる際に大事なのは、「すべてがうまくいく」と考えないこと。例えば、「半年間でこの売上を目指す」「そのために広告費をいくら使う」といった形で、現実的な数値をもとに計画を作ることが大切です。


目標設定がないと、成功したかどうかの判断が曖昧になります。たとえば、目的地が決まっていないと、目的地に到達したのかも分かりませんよね? これと同じで、明確な計画がなければ、進捗が分からず、行動の修正もできません。


1人治療院だからこそ、計画をしっかり作りましょう。15年以上治療院経営を指導してきた経験からも、計画を作った人と作らなかった人では成長速度に大きな差が出ることは間違いありません。


  1. 失敗を繰り返すことを恐れない
  2. 損失を前提とした計画を立てる


この2つを意識すれば、確実に他の人よりも早く繁盛院への道を進むことができるでしょう。


「失敗したらどうする?」次の一手を事前に準備しよう!



ビジネスにおいて重要なは、失敗を見越して次の手を準備しておくことです。例えば、PPC広告を出す際に、「腰痛では反応があったが、肩こりでは反応がなかった」といったケースが考えられます。その場合、どう対応するかを事前に決めていますか?


あらかじめ、肩こりで反応がなかったら「肩の痛み」に変える、PPCでダメならチラシで試してみる、という風に準備しておけば、スムーズに次の一手を打てます。


小さな失敗を素早く繰り返し、次に活かす視点を持って着実に前進していきましょう。


まとめ

もちろん、「早く繁盛しなければならない」という考えにとらわれる必要はありません。治療院経営は短距離走ではなく、長距離走です。最終的に、自分にとって幸せな人生を送ることが大切です。


とはいえ、黒字化するまではスピードが早いに越したことはありませんよね。赤字が続けば経営が苦しくなりますし、やりたいこともできなくなります。

だからこそ、


  • 小さな失敗を早く繰り返すこと
  • 失敗したときの次の一手を準備しておくこと


この2つを実践すれば、黒字化も早まり、理想の繁盛院へとスムーズに近づくことができます。ぜひ、試してみてください。



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松下 展平
松下 展平
株式会社プロデュース・アクティビスト 代表取締役。 治療院専門のコンサルタントとして10年で4000院以上の経営改善を行ってきた。集客・経営を体系的に学ぶ学校「維新会」を主宰。 また、HP制作システム「セルフル」や、顧客管理ツール「COCKPIT」、口コミサイト「ヘルモア」の運営を行っている会社の代表も務める。

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